到達目標
1. 生物を構成する細胞、遺伝子とその働き、生物の体内環境の維持について理解し、説明できること。
2. 生物の多様性、植生、生態系について説明でき、地球上の生態環境を広い視点で考えることができること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 細胞と遺伝子について理解でき、説明できること | 細胞と遺伝子について理解できるが、説明できないこと | 細胞と遺伝子について理解できないこと |
評価項目2 | 生物の多様性について理解でき、説明できること | 生物の多様性について理解できるが、説明できないこと | 生物の多様性について理解できないこと |
評価項目3 | 植生と生態系について理解でき、説明できること | 植生と生態系について理解できるが、説明できないこと | 植生と生態系について理解できないこと |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【2コース合同授業】
地球上には数百万種にも及ぶ多種多様な生物が存在している。その多様性にもかかわらず、いずれにも生物としての共通の生命現象がみられる。生体を構成する細胞の成り立ちと遺伝子のかかわりと、それらの生物現象(陸上や水中における植生と生物群集、生態系、物質循環等)を学ぶ。
【夏学期週2時間】
授業の進め方・方法:
生体と細胞の基礎として、1)生体物質と細胞、2)遺伝子とDNA、3)生物の体内環境を取り扱い、生体を構成する細胞の成り立ちと働きについて理解を深める。
生態と環境の基礎として、1)生物の共通性と多様性、2)植生と環境、3)生態系、4)物質循環を取り扱い、環境保全について理解を深める。
注意点:
1.履修にあたっては、中学で履修した理科を十分に復習しておくこと。生物は総合的な自然科学である。そのため、化学系・物理系も含めて自然科学系の授業内容を広く理解しておくこと。
2.課題20%、到達度試験80%で、総合評価を100点満点として、60点以上を合格とする。
3.補充試験を実施した場合、成績は補充試験100%とし、60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
生物の多様性と共通性、生体物質と細胞 |
多様な生物やその体を構成する細胞にみられる構造や機能の違いや共通性を理解する。
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10週 |
遺伝子の働き、DNAの構造 |
生命活動の中心的役割を担う遺伝子および遺伝子本体の物質であるDNAの構造や機能を理解する。
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11週 |
生物の体内環境(1) |
生物の体の構造と体内環境を一定に保つ仕組みを理解する。
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12週 |
生物の体内環境(2) |
生物の体の構造と体内環境を一定に保つ仕組みを理解する。
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13週 |
植生の多様性と遷移 |
地上に生育する多様な植物の生育環境について、植生および植生の遷移の視点から理解する。
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14週 |
バイオームとその分布、個体群と生物群集 |
植生を基盤とした生物の集まりと気候との関係を理解する。
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15週 |
生態系の物質生産とエネルギーの流れ、生態系と生物多様性 |
多様な生物を取り巻く環境要因と、生態系のなかで生じる物質やエネルギーの循環について理解する。
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16週 |
達成度試験、試験返却、解説 |
到達度試験により学習内容の習熟度を確認する。到達度試験の答案解説および総まとめにより理解を深める。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 到達度試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |