到達目標
本講義では住宅設計に取り組む。本課題では高専近くの敷地を想定し,ここに家族構成やライフスタイルを各自で設定したうえで,生活の容器としての住宅を創造的に提案する。本課題では建築本体を設計することだけに集中するのではなく,建築と建築をとりまく敷地との関係,敷地をとりまく隣地や前面道路そして周辺地域との関係などを視野に入れて設計に取り組むことが求められる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 線の種類の使い分け、各種建築記号が正しく描ける。 | 線の種類の使い分け、各種建築記号がある程度描ける。 | 線の種類の使い分け、各種建築記号が描けない。 |
評価項目2 | 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスがよくできる。 | 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスがある程度できる。 | 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができない。 |
評価項目3 | 設計コンセプトや図面の完成度・精度、模型づくりがよくできる。 | 設計コンセプトや図面の完成度・精度、模型づくりがある程度できる。 | 設計コンセプトや図面の完成度・精度、模型づくりができない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP1 〇
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ディプロマポリシー DP4 ◎
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ディプロマポリシー DP5 〇
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地域志向 〇
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教育方法等
概要:
講義は、1グループ15名程度のスタジオを編成し、担当するスタジオ教員から1対1の指導を受けながら各自課題に取組む。
向上心をもち積極的かつ主体的に課題と取組むことが求められる。
授業の進め方・方法:
戸建て住宅の設計に取り組む。課題については第1回目に課題について詳細を説明する。授業では各回エスキスを行い、毎回、担当教員と1対1の指導を受けながら、各自の設計をブラッシュ・アップしていくことを通じて、住宅設計に関する考え方,建築を取り巻く外部のデザイン環境のデザインに関するスキルをみにつける。
注意点:
提出期限は厳守のこと。課題作成にあたっては、必ず毎回担当教員のエスキース(指導)を受けること。エスキースは授業前に予め準備し授業に望んで欲しい。課題の相談ついては各担当教員に相談の上授業以外でも応じる。不合格者に対する補充は原則行わない。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
ガイダンス 課題説明 |
課題の主旨を理解し課題に取り組む準備を行なう
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10週 |
指導(エスキス①) 敷地調査・事例調査発表 |
想定する敷地を調査しその結果を発表する 関連する事例を蒐集し発表する
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11週 |
指導(エスキス②) コンセプトの設定 |
コンセプトをまとめ発表する (想定するコンセプトに近い事例やイメージを収集し盛り込む)
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12週 |
指導(エスキス③) 配置計画/設計イメージ・コンセプト |
敷地の周辺環境と建築との関係を分析ができる。 与えられた条件を整理し構想をスケッチに表現することができる。
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13週 |
指導(エスキス④) 平面計画(Diagramによる空間構成、必要諸室の配置) |
想定したコンセプト、外部環境の影響を考慮して平面計画ができる。
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14週 |
指導(エスキス⑤) 平面計画(スタディ模型、必要諸室の配置) |
想定したコンセプト、外部環境の影響を考慮して平面計画ができる。
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15週 |
指導(エスキス⑥) 平面計画(スタディ模型、必要諸室の配置) |
想定したコンセプト、外部環境の影響を考慮して平面計画ができる。
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16週 |
中間発表 発表&平面図(1/100)提出 |
平面計画を検討し図面化ができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
指導(エスキス⑦) モデリング(スタディ模型、立面・断面、エクステリア)
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平面計画をもとに高さや外観を検討ができる。 エクステリアの計画ができる。
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2週 |
指導(エスキス⑧) モデリング(スタディ模型、立面・断面、エクステリア) |
平面計画をもとに高さや外観を検討ができる。 エクステリアの計画ができる。
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3週 |
指導(エスキス⑨) モデリング(スタディ模型、立面・断面、エクステリア) |
平面・立面・断面計画を検討し図面化及び模型製作ができる。
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4週 |
指導(エスキス⑩) 図面指導(平面、立面・断面) |
設計成果物の多様な表現方法を身につける。
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5週 |
指導(エスキス⑪) 図面指導(平面、立面・断面) |
設計成果物の多様な表現方法を身につける。
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6週 |
課題提出 |
所定の提出物を完成できる。
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7週 |
講評 |
設計成果物のプレゼンテーションスができる。
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8週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 3 | |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 3 | |
CADソフトウェアの機能を説明できる。 | 3 | |
図形要素の作成と修正について、説明できる。 | 3 | |
画層の管理を説明できる。 | 3 | |
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。 | 3 | |
与えられた条件を基に設計計算ができる。 | 3 | 前16 |
設計した物をCADソフトで描くことができる。 | 3 | |
建築系分野 | 設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 3 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 3 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 3 | 前12,前14,後4,後6 |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 3 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | 前16 |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 3 | 前13,後5 |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 3 | 前11,前12,後3,後4 |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 3 | 前16 |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 3 | 前15,前16,後7 |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 3 | 前11,前12,後3,後4 |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 3 | 前14,前15,後6,後7 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 30 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 |