測量学・同実習Ⅲ(4082)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 測量学・同実習Ⅲ(4082)
科目番号 3Z29 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 改訂 測量Ⅱ 岡林巧ほか著 コロナ社、よくわかる測量実習(増補) 細川吉晴ほか著 コロナ社
担当教員 藤原 広和

到達目標

・三辺測量の基本的考え方が説明でき、簡単な計算ができる。・空中写真から比高の測定ができる。写真判読とリモートセンシングの基本事項を説明できる。・地形測量に方法ついて説明できる。・等高線の性質とその利用について、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地形測量の方法について理解し説明できる。地形測量の方法について概ね理解し説明できる。地形測量の方法について理解していない。また、説明できない。
評価項目2三辺測量の基本的考え方を理解し説明でき、簡単な計算ができる。三辺測量の基本的考え方が説明でき、簡単な計算ができる。三辺測量の基本的考え方が説明できない、また、簡単な計算ができない。
評価項目3空中写真から比高の測定方法を理解し測定できる。写真判読とリモートセンシングの基本を理解し説明できる。空中写真から比高の測定ができる。写真判読とリモートセンシングの基本を説明できる。空中写真から比高の測定ができない。写真判読とリモートセンシングの基本を説明できない。
評価項目4等高線の性質とその利用について、説明できる。等高線の性質とその利用について、概ね説明できる。等高線の性質とその利用について、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP4 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
測量は、国土に関する計画や建設工事の計画・設計・施工及び検査の基礎となる作業で、建設技術者は測量に関する充分な知識と技能をもち、かつその理論についての正しい知識が必要である。基本的な専門知識と技術を習得し、実務に対処できる技術者を育成することを目標とする。
授業の進め方・方法:
三角法の公式を応用して遠方の諸点の位置を正確に求めるための測量として三辺測量を、撮影した測定対象の写真画像から、目的に応じて必要な情報を定量的または定性的に得る測量として写真測量を、また、地形測量の方法について理論と手法の面から学ぶ。
注意点:
理論的理解はもちろん実習を通じて測量法を体得することが重要である。実習はチームまたは個人で行う。所定の成果を上げられない場合、再度実習を命じる場合がある。成果をまとめた報告書等は指示された期限までに提出すること。なお、欠席した場合、後日担当教員を訪ね、指示を受けること。電卓は必ず持参。測量士補資格のために必ず修得しなければならない。補充試験は原則実施しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 三辺測量 三辺測量を理解し、成果をまとめることができる。
2週 写真測量の基礎、縮尺 写真測量の特徴、応用分野、空中写真とその縮尺についての基礎知識を理解する。
3週 実体視の原理、鉛直写真による比高の測定 実体視の原理、方法、比高の測定法について理解する。
4週 鉛直写真による比高の測定、写真判読とリモートセンシング 鉛直写真による比高の測定例から比高を求める。写真判読やリモートセンシングの例から基礎知識を理解する。
5週 地形測量
縮尺、大縮尺の地形測量の手順
縮尺および大縮尺の地形測量の手順を理解する。
6週 地形測量
小・中縮尺の地形図
小・中縮尺の地形図についての基礎を理解する。
7週 地形測量
地理情報システム、T.S.による地形測量
地理情報システム、T.S.による地形測量の基礎を理解する。
8週 到達度試験(答案返却とまとめ)
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量地形測量の方法を説明できる。3
等高線の性質とその利用について、説明できる。3
写真測量の原理や方法について、説明できる。3

評価割合

到達度試験演習・報告書等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000