概要:
建築は「<用・強・美>の理が保たれるようつくるべき」という古代ローマの建築家ウィトルウィスによる有名な言葉がある。建築計画はとりわけ用に関する理論や知識をふまえ、強と美を統合する実践的な領域である。本科目の目標は、各種用途の基本的な建築計画知識・理論を理解し、その応用である建築作品がどう創られているか理解すること。各種用途と関連性の密接な制度や運営方法などいわゆるソフトへの理解をすることである。
授業の進め方・方法:
授業は教科書を基本に進め、板書とスライド(写真・図面)を用いて、各回異なる建築用途の計画手法について解説していく。また、適宜補足資料を配布する。
注意点:
・授業時は教科書を必ず準備し、ノートをとること
・試験・小テストは教科書の内容に加え授業にて解説した内容が含まれる
・自宅学習課題に取組み期限までに提出すること
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 1 | |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 1 | |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 1 | |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 1 | |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 1 | |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 1 | |
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。 | 3 | |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 1 | |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 1 | |
都市の防災構造化を説明できる。 | 1 | |
土地区画整理事業を説明できる。 | 1 | |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 1 | |
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。 | 1 | |
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。 | 1 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 3 | |
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。 | 3 | |
重回帰分析を説明できる。 | 3 | |
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。 | 3 | |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 3 | |
建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 3 | |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 3 | |
近代の都市計画論について説明できる。 | 3 | |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 3 | |
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 3 | |
街路計画の手法と理念について説明できる。 | 3 | |
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 3 | |
方法・制度の変遷について説明できる。 | 3 | |
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。 | 3 | |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 3 | |
土地区画整理事業について説明できる。 | 3 | |
地区計画制度について説明できる。 | 3 | |
モデュールについて説明できる。 | 3 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 3 | |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 3 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 3 | |
都市と農村の計画について説明できる。 | 1 | |