建築計画(4145)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築計画(4145)
科目番号 3Z35 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位A: 2
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 3
開設期 秋学期(3rd-Q),冬学期(4th-Q) 週時間数 3rd-Q:2 4th-Q:2
教科書/教材 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成(第3版)」丸善
担当教員 馬渡 龍

到達目標

本科目の履修を通じて以下の目標に到達することが重要である。
1.建築計画・設計の手法一般について理解し説明できる。
2.文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について理解し説明できる。
3.医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について理解し説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築計画・設計の手法一般について良く理解し説明できる。建築計画・設計の手法一般について理解し説明できる。建築計画・設計の手法一般について理解も説明もできない。
評価項目2文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について良く理解し説明できる。文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について理解し説明できる。文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について理解も説明もできない。
評価項目3医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について良く理解し説明できる。医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について理解し説明できる。医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について理解も説明できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる
地域志向 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築は「<用・強・美>の理が保たれるようつくるべき」という古代ローマの建築家ウィトルウィスによる有名な言葉がある。建築計画はとりわけ用に関する理論や知識をふまえ、強と美を統合する実践的な領域である。本科目の目標は、各種用途の基本的な建築計画知識・理論を理解し、その応用である建築作品がどう創られているか理解すること。各種用途と関連性の密接な制度や運営方法などいわゆるソフトへの理解をすることである。
授業の進め方・方法:
授業は教科書を基本に進め、板書とスライド(写真・図面)を用いて、各回異なる建築用途の計画手法について解説していく。また、適宜補足資料を配布する。
注意点:
・授業時は教科書を必ず準備し、ノートをとること
・試験・小テストは教科書の内容に加え授業にて解説した内容が含まれる
・自宅学習課題に取組み期限までに提出すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建築概論:建築計画の基礎 単位空間、グルーピング、ゾーニングなど基礎的項目を理解する。
2週 住宅1 住宅の建築計画における基礎的項目を理解する。
3週 住宅2 事例を通じて住宅の建築計画における基礎的項目との関連を理解する。
4週 集合住宅1 集合住宅の建築計画における基礎的項目を理解する。
5週 集合住宅2 事例を通じて集合住宅の建築計画における基礎的項目との関連を理解する。
6週 保育所1 保育所の建築計画における基礎的項目を理解する。
7週 保育所2 事例を通じて保育所の建築計画における基礎的項目との関連を理解する。
8週 到達試験 7週までの授業内容の理解度の確認を行う。
4thQ
9週 学校1 学校の建築計画における基礎的項目を理解する。
10週 学校2 事例を通じて学校の建築計画における基礎的項目との関連を理解する。
11週 図書館1 図書館の建築計画における基礎的項目を理解する。
12週 図書館2 事例を通じて図書館の建築計画における基礎的項目との関連を理解する。
13週 劇場1 劇場の建築計画における基礎的項目を理解する。
14週 劇場1 劇場の建築計画における基礎的項目を理解する。
15週 事務所(庁舎) 事務所(庁舎)の建築計画における基礎的項目を理解する。
16週 到達試験 すべての授業内容の理解度の確認を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。1
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。1
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。1
土地利用計画と交通計画について、説明できる。1
総合計画とマスタープランについて、説明できる。1
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。1
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。3
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。1
風景、景観と景観要素について、説明できる。1
都市の防災構造化を説明できる。1
土地区画整理事業を説明できる。1
市街地開発・再開発事業を説明できる。1
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。1
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。1
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。3
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。3
重回帰分析を説明できる。3
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。3
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。3
建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。3
近現代都市の特質と課題について説明できる。3
近代の都市計画論について説明できる。3
現代にいたる都市計画論について説明できる。3
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。3
街路計画の手法と理念について説明できる。3
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。3
方法・制度の変遷について説明できる。3
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。3
市街地を開発する仕組みについて説明できる。3
土地区画整理事業について説明できる。3
地区計画制度について説明できる。3
モデュールについて説明できる。3
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。3
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3
都市と農村の計画について説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力300000030
専門的能力4000002060
分野横断的能力100000010