到達目標
・天文学の基礎知識を通して,現代の科学や工学を概観できるようになる
・整数論の入門内容や解析的なアプローチを身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
天文学と工学 | 天文学の基礎知識が身についており,科学技術との結びつきや今後のあり方についての理論的な意見を述べることができる。 | 天文学の基礎知識が身についており,科学技術との結びつきについて理論的な意見を述べることができる。 | 天文学のごく基礎的な概観のみ説明できる |
整数論 | 素数の情報を含む級数の解析的な展開方法を理解する | 総和と総積を含む展開が理解できる | 整数論の基本的な導入部分を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP2 ◎
説明
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ディプロマポリシー DP3 〇
説明
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教育方法等
概要:
【開講学期】春学期週2時間
講義の前半(若狭担当部分)
素数を中心とした整数論の内容に触れ、計算以外の数学の世界を経験する。
講義の後半(丹羽担当部分)
現代物理学を支える3分野,特に解析力学について,高校レベルの物理学との接続を解説する。
授業の進め方・方法:
注意点:
若狭担当分では、級数などの微積の知識が必要となる。
丹羽担当分では,3年生までの物理の基礎的な知識を必要とする
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 整数論の導入 |
素数に関する基礎知識を経験する
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2週 |
リーマン予想とゼータ関数 バーゼル問題 |
未解決問題に触れる ζ(2)の値を経験する
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3週 |
素数定理1 |
対数積分とランダウの記号を知る
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4週 |
素数定理2 |
解析的整数論の分野において近似的な意味合いを持つ式が多く登場することを知る 素数の個数が未解決問題と関係していることを知る
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5週 |
解析力学(1) 解析力学の概説 |
解析力学の基礎に触れ,高校物理で解いた問題を解析力学的に解く方法について知る
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6週 |
解析力学(2) 変分原理の基礎 |
変分原理の例題をもとに,高校物理的な考え方と,解析力学的な考え方の違いについて知る
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7週 |
量子・統計物理学の概観 |
量子・統計物理学を概観し,ごく入門的な部分に触れる
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8週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題(若狭担当分) | 課題(丹羽担当分) | | | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 25 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 25 | 25 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |