水環境工学B(4399)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 水環境工学B(4399)
科目番号 4Z34 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位A: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 4
開設期 秋学期(3rd-Q) 週時間数 3rd-Q:2
教科書/教材 松尾友矩編 「水環境工学」 改訂第3版、オーム社
担当教員 李 善太

到達目標

・下水道の計画汚水量、計画雨水量を算出し、下水管渠の基本設計技術を習得して計算できる。
・下水処理場の基本設計技術を習得し、下水処理プロセスの各工程の意義を理解して説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1下水道の計画汚水量、計画雨水量を算出し、下水管渠の基本設計技術を習得して計算することができるとともに応用もできる。下水道の計画汚水量、計画雨水量を算出し、下水管渠の基本設計技術を習得して計算できる。下水道の計画汚水量、計画雨水量を算出できず、下水管渠の基本設計技術を習得できていない。
評価項目2下水処理場の基本設計技術を習得し、下水処理プロセスの各工程の意義を理解して説明でき、応用もできる。下水処理場の基本設計技術を習得し、下水処理プロセスの各工程の意義を理解して説明できる。下水処理場の基本設計技術を習得できず、下水処理プロセスの各工程の意義を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(夏学期週2時間)水環境工学は、人間の生命と健康維持にとって最も大切な水に係わる環境問題を扱い、都市や農村の衛生環境を保全、改善するための工学である。本教科では水環境が人間や生物に与える影響を理解し、水環境保全技術として下水道工学に関する基本技術を習得する。
※実務との関係
この科目は公的機関で下水道の計画や下水処理技術の開発等を担当していた教員が、その経験を活かし、下水処理の基本計画や下水処理プロセスの各工程の基本的技術等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本教科では、「水環境工学A」で学習した水質指標、水質環境基準など水環境の保全に必要な基礎知識を生かして下水処理技術などの下水道工学を学び、下水処理の基本計画および下水処理プロセスの各工程の基本的技術を習得する。演習課題やレポートの提出で20%、到達度試験80%の割合で評価する。総合評価は100点満点とし、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を確認させる。補充試験の場合は、試験の点数のみで合格となる。
注意点:
教科書を中心にプリント資料、プロジェクター等を使用して授業を進める。授業の理解を助けるために例題を授業中に解き、それに関連した演習課題を行うことがある。添削返却の際には正解を解説し各自の達成度を伝える。基本的な学術用語等は英語で表記できるようにする。質問など分からない点があればオフィスアワーを含めて何時でも来室されたし。本教科は国家資格公害防止管理者-水質に関連する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。3前1,前3,前9,前15
下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。3前2,前5,前10,前11
生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。4前4,前6,前12,前13
汚泥処理・処分について、説明できる。2前7,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000