建築計画Ⅱ(4406)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築計画Ⅱ(4406)
科目番号 4Z40 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 日本建築学会編「第3版 建築設計資料集成」丸善
担当教員 馬渡 龍

到達目標

本科目は、「建築計画I」にひきつづき各種用途の基本的な建築計画知識・理論を理解し、その応用である建築作品がどう創られているか理解すること。各種用途の建築と深い関連のある各種制度や運営方法などいわゆるソフトへの理解を深めることが目標である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築計画・設計の手法一般について良く理解し説明できる。建築計画・設計の手法一般について理解し説明できる。建築計画・設計の手法一般について理解も説明もできない。
評価項目2美術館や病院の歴史と建築計画を学び、事例からその関連性を良く理解し説明できる。美術館や病院の歴史と建築計画を学び、事例からその関連性を理解し説明できる。美術館や病院の歴史と建築計画を学び、事例からその関連性を理解も説明もできない。
評価項目3各種用途の建築計画を学び、事例からその関連性を良く理解し説明できる。各種用途の建築計画を学び、事例からその関連性を理解し説明できる。各種用途の建築計画を学び、事例からその関連性を理解も説明もできない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は、「建築計画I」にひきつづき各種用途の基本的な建築計画知識・理論を理解し、その応用である建築作品がどう創られているか理解すること。各種用途の建築と深い関連のある各種制度や運営方法などいわゆるソフトへの理解を深めることが目標である。この科目は,建築計画を担当していた教員がその経験を活かし,第3週以降で建築計画手法・事例について講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
美術館と病院については、各用途の起源や発生を辿り、建築計画を説明し、事例を通じ建築計画との関連性を見出していく。その他の用途についても建築計画を説明し、事例を通じ建築計画との関連性を見出していく。レポートを出題し、いずれかの用途を実際に調査し、建築計画との関連や建築計画上特徴や問題点などを挙げてもらう。
注意点:
・授業時は教科書を必ず準備し、ノートをとること
・試験・小テストは教科書の内容に加え授業にて解説した内容が含まれる
・レポートを期限までに提出すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 建築計画・設計の手法一般について説明できる。
2週 美術館1 歴史 美術館の起源や発生について説明できる。
3週 美術館2 計画 美術館の建築計画について説明できる。
4週 美術館2 事例 美術館の事例について建築計画との関連を説明できる。
5週 病院1  歴史 病院の起源や発生について説明できる。
6週 病院2  計画 病院の建築計画について説明できる。
7週 病院3  事例 病院の事例について建築計画との関連を説明できる。
8週 診療所  計画 診療所の建築計画について説明できる。
2ndQ
9週 福祉施設1 計画 福祉施設の建築計画について説明できる。
10週 福祉施設2 事例 福祉施設の事例について建築計画との関連を説明できる。
11週 庁舎 計画と事例 庁舎の建築計画と事例について説明できる。
12週 宿泊施設 計画と事例 宿泊施設の建築計画と事例について説明できる。
13週 商業施設 計画と事例 商業施設の建築計画と事例について説明できる。
14週 交通施設 計画と事例 交通施設の建築計画と事例について説明できる。
15週 到達テスト 1~14週の理解度テスト
16週 テスト返却とまとめ 1~14週のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。3前1,前16
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3前1,前16
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。3前15,前16
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3前9,前10,前15,前16
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3前2,前3,前4,前15,前16
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,前14,前15,前16
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3前1,前10,前15,前16
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。2
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。2
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。2
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力300000030
専門的能力4000001050
分野横断的能力200000020