建築デザイン製図Ⅰ(4410)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築デザイン製図Ⅰ(4410)
科目番号 4Z41 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 4
開設期 春学期(1st-Q),夏学期(2nd-Q) 週時間数 1st-Q:2 2nd-Q:2
教科書/教材 建築雑誌や作品集など広範に参考にする
担当教員 馬渡 龍,エンケ ホルワ

到達目標

本科目の履修を通じて以下の目標に到達することが重要である。
1.与えられた条件をもとに、コンセプトの構築、動線・ゾーニングのエスキスができる。
2.配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかけ、模型またはパースなどを製作ができる。
3.建築における形態とプログラムや機能の関係性について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられた条件をもとに、コンセプトの構築、動線・ゾーニングのエスキスが良くできる。与えられた条件をもとに、コンセプトの構築、動線・ゾーニングのエスキスができる。与えられた条件をもとに、コンセプトの構築、動線・ゾーニングのエスキスができない。
評価項目2配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかけ、模型またはパースなどを製作が良くできる。配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかけ、模型またはパースなどを製作ができる。配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかけ、模型またはパースなどを製作ができない。
評価項目3建築における形態とプログラムや機能の関係性について良く説明できる。建築における形態とプログラムや機能の関係性について説明できる。建築における形態とプログラムや機能の関係性について良く説明できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP4 ◎ 説明 閉じる
地域志向 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では低層集合住宅(タウンハウス)の設計に取り組む。ここでは人口減少や少子高齢化によって衰退する市内住宅団地の敷地を設定し,衰退する団地の価値を回復するために複数の家族が生活する場である集合住宅がどうあるべきか考え提案してほしい。ここでは,与えられた敷地に対して,従来的な方法によるものではない新しさを求める。具体的には,居住者の生活の場としての住宅を設計する視点,複数の居住者が集まって住むことのメリットや集合の契機をどのように考えるか,すでに近隣に住んでいる人たちとどのように調和・交流するか,といった視点をもって設計をしてほしい。
授業の進め方・方法:
毎回必ず担当教員のエスキース(指導)を受ける、エスキースは予め準備し授業に望んで欲しい。課題の相談ついては各担当教員に相談の上授業以外でも応じる。
注意点:
・提出期限を厳守すること。
・エスキースは予め準備し授業に望むこと。
・関係する基礎知識や過去の様々な事例を参照し作品の質を高めること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス~課題説明 与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。
2週 指導(エスキス①) サーヴェイ・敷地分析 敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。
3週 指導(エスキス②) スケッチ・コンセプト 与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。
4週 指導(エスキス③) 平面・模型によるスタディ 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。
5週 指導(エスキス④) 平面・模型によるスタディ 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。
建築における形態(ものの形)について説明できる。
6週 指導(エスキス⑤) 平面・模型によるスタディ 与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。
建築における形態(ものの形)について説明できる。
7週 中間レビュー 講評会において、プレゼンテーションができる。
8週 指導(エスキス⑥) 図面・プレゼン指導 与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。
2ndQ
9週 ガイダンス・敷地見学 課題説明を行い敷地を見学する
10週 エスキス1 敷地分析や類似課題の調査を行い説明する。
設計の方向性を視覚的に提案する。
11週 エスキス2 配置計画とゾーニングを提案する。
ボリュームスタディを行う。
12週 エスキス3 配置計画とゾーニングの構想から平面計画を提案する。
13週 エスキス4 配置計画と平面計画の方針を確定する。
スタディモデルを作成する。
14週 エスキス5 意匠計画を行う。配置や平面計画との整合性を検討する。
スタディモデルを作成する。
15週 エスキス6 意匠計画を確定し,配置や平面計画との整合性を確認する。
16週 課題の提出と講評 課題提出。
講評会において、プレゼンテーションができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3前16,後16
線の描き分け(3種類程度)ができる。3前16,後16
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3前16,後16
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3前16,後16
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3前16,後16
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3前16,後16
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3前16,後16
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3前16,後16
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3前10,前11,前16,後7,後16
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後16
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後16
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前16,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後16
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前16,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後16
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3前7,前10,前11,前15,前16,後7,後8,後9,後15,後16
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後16
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。3前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
建築における形態(ものの形)について説明できる。3前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000020020
専門的能力000060060
分野横断的能力000020020