人文社会科学(地域資源と文化)(0522)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 人文社会科学(地域資源と文化)(0522)
科目番号 5Z04 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 5
開設期 春学期(1st-Q),夏学期(2nd-Q) 週時間数 1st-Q:2 2nd-Q:2
教科書/教材 『地域資源発掘シリーズ 佐賀 柳町』(うなぎの寝床出版)
担当教員 齋 麻子

到達目標

さまざまな時代および地域の文化を理解する。
未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1さまざまな時代および地域の文化を理解することが主体的にできる。 さまざまな時代および地域の文化を理解することができる。 さまざまな時代および地域の文化を理解することができない。
評価項目2未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することが十分できる。未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができる。未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP1 ◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP5 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP6 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間、夏学期週2時間
 「吉野(奈良)」=「山」「桜」「春」、「宮城(宮城)」=「野」「萩」「月」「秋」など、ある土地(地名)には共通する一定のイメージがあり、それを歌枕・名所としてイメージが受け継がれてきた。また、『源氏物語』のように、物語上で生み出されたキャラクターが、長い時を隔てても廃ることなく、あるイメージを想起させながら、愛され続けている。これらのいわゆる“古典”は、遥かいにしえの事象ではなく、現在もなお、商品名や観光資源として利用され、我々の身の回りに息づいている。
授業では、古典としての西行や芭蕉がたどった名所から現代のNHK大河ドラマや朝の連続テレビ小説まで、観光としての地域資源の成り立ちを考察する。また、『源氏物語』の光源氏、『伊勢物語』の在原業平から、ゆる
授業の進め方・方法:
・講義形式の授業ではいくつかの事例を紹介する。
・グループワーク、個々での活動を通して、新たな事例を見つけ、新たな地域資源の可能性を考察する。
注意点:
教科書は事例紹介や自らの考察の元になる資料であるため、事前に読み、理解しておくこと。授業のテーマに関し、文献やインターネット等で能動的に調査し、考察すること。休日を利用して実地踏査も行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・地域資源とは、文化とは、文学とは 提示された課題を把握できる。
2週 安野光雅『旅の絵本』を読み解く① 絵から情報を読み取ることができる。
3週 安野光雅『旅の絵本』を読み解く② 絵から情報を読み取ることができる。
4週 安野光雅『旅の絵本』を読み解く③発表
読み取った情報を他者に伝えることができる。
5週 日本における歌枕・土産 名所・歌枕を理解できる。
6週 NHK大河ドラマ・朝の連続テレビ小説と地域おこし① テレビドラマと地域おこしの関係を把握することができる。
7週 NHK大河ドラマ・朝の連続テレビ小説と地域おこし② テレビドラマと地域おこしの関係を把握することができる。
8週 地域資源と文化を考える①身近な地域資源を発掘する 自らの地元にある地域資源に着目できる。
2ndQ
9週 古典文学にみるキャラクターの普遍性、元祖キャラクターグッズ① 地域資源とキャラクターグッズの関係を把握できる。
10週 古典文学にみるキャラクターの普遍性、元祖キャラクターグッズ② 地域資源とキャラクターグッズの関係を把握できる。
11週 普遍的なキャラクターと一過性のキャラクター① 地域資源とキャラクターグッズの関係を把握できる。
12週 普遍的なキャラクターと一過性のキャラクター②発表 地域資源とキャラクターグッズの関係を把握できる。
自らが調査したことを発表できる。
13週 ゆるキャラと地域資源の未来① 地域資源とキャラクターグッズの関係を把握できる。
14週 ゆるキャラと地域資源の未来② 地域資源とキャラクターグッズの関係を把握できる。
15週 地域資源と文化を考える 自らの地元にある地域資源の活用を考えることができる。
16週 レポート課題返却と解説 これまでの活動を振り返ることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート提出課題提出合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000