都市環境デザイン(4392)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 都市環境デザイン(4392)
科目番号 5Z25 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 資料やプリントを配布するほか、参考図書を提示する。
担当教員 馬渡 龍,金 善旭,今野 大輔

到達目標

本講義は、都市環境と建築に関し、<デザイン>という切り口から都市環境が今後あるべき姿、都市・建築デザインが果たす意義や役割について考察する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1都市の歴史とデザインについて良く理解している。都市の歴史とデザインについて理解している。都市の歴史とデザインについて良く理解できていない。
評価項目2災害と建築や都市について良く理解している。災害と建築や都市についについてについて理解している。災害と建築や都市についについてについて良く理解できていない。
評価項目3都市・建築のデザインや構法について良く理解している。都市・建築のデザインや構法について理解している。都市・建築のデザインや構法について良く理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP4 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は、都市環境と建築に関し、<デザイン>という切り口から考察するものである。授業は、前期は「都市環境デザイン」と題し、前半は都市デザインの歴史、街路空間、オープンスペース、中心市街地などのトピックについて論じる。後半は、過去の都市災害や東日本大震災を学ぶことを通じて都市環境が今後あるべき姿について学ぶ。
後期は「建築デザイン」と題し、前半は建築と社会的責任,敷地・周辺環境と建築の関係,プログラムと建築構成,人間行動特性と建築デザイン、省エネルギーと環境問題といった観点から建築デザインが果たす意義について考える。後半は各回異なる建築用との作品を取り上げ,その設計プロセスにおいて与条件に対してコンセプト・計画・デザインがどのような方法によって解かれたのか,また近年注目されるリノベーション(建築の再生)についても事例を取り上げ解説する。
授業の進め方・方法:
本講義は都市の歴史とデザイン、災害と建築や都市、都市・建築のデザインや構法という3つの大きなテーマに沿って、建築系教員が各テーマについて講義を行なう。評価については中間テストや到達試験を行い理解度を確認するとともに、教員から出題されたレポートをもとに評価を行う。
注意点:
・講義では資料や参考文献を示すので熟読すること。
・成績評価は授業時に解説した内容への理解を確認するためしっかり聴講すること。
・授業の内容については講義開始時に具体的な説明を行なう。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の目的や進め方を理解する。
2週 都市環境デザイン
都市デザインの歴史・街路空間のデザイン
都市デザインの歴史・街路空間のデザインについて理解する。
3週 都市環境デザイン
オープンスペースのデザイン・まちなみのデザイン(中心市街地の計画)
オープンスペースのデザイン・まちなみのデザインについて理解する。
4週 都市環境デザイン
歴史的建築物の保存と再生・持続可能なまちづくり
歴史的建築物の保存と再生・持続可能なまちづくりについて理解する。
5週 都市環境デザイン
都市災害と環境デザイン・ 過去の都市災害と住宅の復旧と復興
都市災害と環境デザイン・ 過去の都市災害と住宅の復旧と復興について理解する。
6週 都市環境デザイン
東日本大震災
(1)住宅被害状況と避難施設
(2)復旧(仮設住宅)
東日本大震災の住宅被害状況と避難施設、復旧について理解する。
7週 都市環境デザイン
東日本大震災
(3)復興計画(住宅地計画)
(4)現状と課題
東日本大震災の復興計画と現状と課題について理解する。
8週 中間テスト 2~7週の授業について到達度を確認する。
2ndQ
9週 建築デザイン
建築と社会的責任・敷地や周辺環境と建築の関係
建築と社会的責任・敷地や周辺環境と建築の関係について理解する。
10週 建築のデザイン
住宅・集合住宅
住宅・集合住宅の事例について学ぶ。
11週 建築のデザイン
公共施設(学校・美術館など)
公共施設の事例について学ぶ。
12週 建築のデザイン
建築再生
建築再生の動向について学ぶ。
13週 建築のデザイン
建築遺産の保存・修理事例_西洋
西洋の建築遺産の保護における理念について学ぶ。
14週 建築のデザイン
建築遺産の保存・修理事例_日本
日本の建築遺産の保護における理念について学ぶ。
15週 到達試験 9~14週の授業について到達度を確認する。
16週 試験の答案返却とまとめ 授業の総括を行なう。
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。3
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。2
建築系分野計画・歴史近現代都市の特質と課題について説明できる。2
近代の都市計画論について説明できる。2
現代にいたる都市計画論について説明できる。2
建築計画・設計の手法一般について説明できる。1
都市と農村の計画について説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合65000350100
基礎的能力2500010035
専門的能力2500015040
分野横断的能力1500010025