書道A(0274)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 書道A(0274)
科目番号 0112 科目区分 一般 / 選択
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書Ⅰ(光村図書)
担当教員 齋 麻子,野里 紀子,米田 巧

到達目標

・書の基本を理解し、暮らしの中に生かすことができる
・いろいろな書体やバリエーションを駆使して自由な発想で作品を創作することができる
・臨書を通して書の歴史と書の奥深さを理解できる
・書を愛好することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1書の基本を理解し、自発的に暮らしの中に生かすことができる書の基本を知り、暮らしの中に生かすことができる書の基本を理解できず、暮らしの中に生かすことができない
評価項目2いろいろな書体やバリエーションを駆使して自由な発想で作品を創作することができるいろいろな書体やバリエーションを駆使して作品を創作することを知っているいろいろな書体やバリエーションを駆使して自由な発想で作品を創作することができない
評価項目3臨書を通して書の歴史と書の奥深さを理解できる臨書を通した書の歴史と書の奥深さを知っている書の歴史と書の奥深さを理解できない
評価項目4書を積極的に愛好することができる書を愛好する意味を知っている書を愛好することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・小・中学校の書写から書道への移行として、漢字と仮名の調和と平仮名、片仮名の多様な表現を身につけさせる。
・漢字の成立と変遷について理解させ、古典の臨書の鑑賞と実技で理解を深める。
・日常に役立つ文字を書けるようにするとともに、書を愛好する心を育てる。
授業の進め方・方法:
・用具・用材による表現の変化や紙面構成のバリエーションの学習から、創作作品につながる構想を持たせ、作品を自由に作らせる。
・臨書で古人の作品に触れ、実技を通して書の歴史を知る。
・落款印や和綴じ本、写経の制作を通して、一つの作品を作り上げる達成感を体験させる。
注意点:
・「漢字仮名交じり文」を通して用具用材の適切な使い方、書く時の姿勢、執筆法などの重要性を理解すること。
・実技だけでなく、書の歴史を知ることにより、書の奥深さを感じ取ること。
・日常生活に役立ち、文字を書くことの重要性を知ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はじめに(書道ってなんだろう)
・用具用材 ・いろいろな線による表現
2週 楷書について
・臨書 ・初唐の三大家
3週 臨書1 楷書 九成宮醴泉銘
・背勢と向勢
4週 臨書2 楷書 孔子廟堂碑
・書体と書風
5週 臨書3 楷書 雁塔聖教序
・蔵鋒と露鋒
6週 臨書4 楷書 自書告身帖
・軽快な書と重厚な書
7週 臨書5 楷書 牛橛造像記と鄭羲下碑
・方筆と円筆
8週 実用書
2ndQ
9週 行書について
10週 臨書6 行書 蘭亭序(全臨1)
・蘭亭序について
11週 臨書7 行書 蘭亭序(全臨2)
・蘭亭序伝説
12週 臨書8 行書 蘭亭序(全臨3)
・蘭亭序の種類
13週 臨書9 行書 蘭亭序(全臨4)
・落款について
14週 臨書10行書 蘭亭序(全臨5)
・和綴じの方法
15週 隷書について
16週 仮名について

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

提出作品用具の準備・取り組む姿勢合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100