到達目標
エンジニアリングデザインとは、「数学・基礎科学から人文社会科学に至る様々な学習成果を集約し、経済・環境・倫理・健康と安全・製造可能性・持続可能性などの現実的な条件の範囲内で、ニーズに合ったシステム、エレメント(コンポーネント)、方法を開発する創造的で、たびたび反復的で、オープンエンドなプロセス」である。
本科目では、後期に続く演習科目エンジニアリングデザインⅡのテーマ内容とその背景を知り、社会の問題・ニーズに対する工学的対応について理解し解決方法を考察することを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
課題の社会的背景を理解できる | 十分に問題点を理解し説明できる | 課題の問題点を理解できる | 課題の問題点を理解していない |
解決方法を提案できる | 十分に解決方法や日程を説明できる | 解決方法や日程を説明できる | 解決方法を提案できない |
現実的条件に対して検証できる | 十分に現実性を検証している。 | 現実性を検証している | 現実性を検証できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 DP4 地域課題への関心と課題解決能力
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学習・教育到達度目標 DP5 異文化理解と討議・発表力・英語基礎力
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地域志向 ◎
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教育方法等
概要:
この科目では、県内の企業や機関等の技術者を外部講師に迎え、様々な分野における課題を提示する。それらについて、各自で現実的条件を踏まえた解決方法を考え、技術者としての応用力を養うことを目的とする。
※実務との関係
この科目は、医工分野、観光分野、地場産業(科学、食品)分野の特徴や課題等について、講義形式で授業を行うものである。全8週のうち、第4週から第7週の授業は、企業、市役所、病院で、現場の課題やニーズを把握している者が担当する。
授業の進め方・方法:
注意点:
覚えること以上に、”自ら”考え、選択し、提案し、検証する事が大切である。
考える力の養成のため、すべてのテーマについて十分に考察すること
未知の内容については、積極的に質問したり調べたりすること
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、エンジニアリングデザイン(ED)とは キャリア教育 |
EDの目的と内容を理解する また、民間経験者(コンサル業務)の講義より、分野の特徴等を理解し、将来の為の情報収集を行う。
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2週 |
海外事情および海外研修について |
「海外事情」、「医工福祉」、「地域課題」等について関係機関・企業からの講師による具体的な問題と解決策の事例紹介の講演を行うものである。
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3週 |
震災と復興およびボランティア活動 |
第2週と同じ
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4週 |
地場産業(水産科学館)の特徴と課題 |
第2週と同じ
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5週 |
医工福祉(病院)の特徴と課題 |
第2週と同じ
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6週 |
観光および美術館の特徴と課題 |
第2週と同じ
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7週 |
地場産業(食品の開発と製造)の特徴と課題 |
第2週と同じ
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8週 |
プロジェクトマネージャ(PM)、まとめ、エンジニアリングデザインⅡの担当テーマと班編成 |
課題解決のための手段や日程等を設定できる。 レポート作成および各テーマの担当を決定する
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 4 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 4 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 4 | |
評価割合
| レポート | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
報告書の内容 | 100 | 100 |
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