エンジニアリングデザインⅡ(5923)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 エンジニアリングデザインⅡ(5923)
科目番号 0002 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教員作成プリント
担当教員 南 將人

到達目標

エンジニアリングデザインⅠ(EDⅠ)に引き続くこの授業では、Ⅰで提案した地域課題に対する解決方法の実現を通して、国際的にも通用する開発思想をもち、倫理観を持った技術者の養成をを目的とする。具体的には社会的背景のより深い理解のため、関連内容を自ら学習・調査・考察し、チームで目標を達成する能力を養成する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
課題解決のため、自学する事ができる十分に解決策を自学し、説明できる解決策を自学できる解決策を自学できない
チーム内での自分の役割を理解し、課題解決に貢献できる十分にチーム内の役割を理会し、貢献できるチーム内の役割を理解している役割を理解できず、チームに貢献できない
期間内に一定の解決方法を提案・実施できる十分に期間内に現実的な解決策を提案できる期間内に解決策を提案できる解決策を提案できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 DP4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 DP5 説明 閉じる
地域志向 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期後半から後期前半にかけて、複数専攻学生によるチーム編成により、担当テーマの解決を行う。外部講師の指導の下、議論を進めながら、期間内での解決を目指す。また、校外での研修により、課題のより深い理解を得る。最終回では、成果をまとめる力とプレゼン能力の養成を目的として成果報告会を開催する。
授業の進め方・方法:
注意点:
学外研修(海外長期)との選択になる。
自ら考え、不足している知識や技術を直ぐに習得するように努める。チーム内での自分の役割・ポジションを把握し、積極的に関わる事。外部講師による講義は不定期なため連絡を見逃さない事。また、社会人のマナーを心掛ける事。前年度から引き続いてのテーマもある為、前年の担当者に状況を聞いておくと理解が深まる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 チーム別の課題の設定と日程等の検討 問題点を明らかにし、解決方法や日程を設定する
2週 外部講師による講義①
3週 外部講師による講義②
4週 外部講師による講義③
5週 外部講師による講義④
6週 外部講師による講義⑤
7週 校外研修①
8週 校外研修②
4thQ
9週 校外研修③
10週 校外研修④
11週 校外研修⑤
12週 解決策のとりまとめ①
13週 解決策のとりまとめ②
14週 報告会用資料の作成とプレゼンの準備
15週 成果報告会
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4後1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4後1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4後1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4後14
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4後14
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4後14
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4後7
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4後8
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4後9
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4後10
事実をもとに論理や考察を展開できる。4後11
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4後11
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4後2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4後2
目標の実現に向けて計画ができる。4後7
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4後7
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4後7
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4後7
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4後7
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4後7
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4後7
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4後7
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4後2
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4後2
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4後2
企業には社会的責任があることを認識している。4後2
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4後2
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4後1
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4後1
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4後2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4後2
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4後2
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4後7
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4後7
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4後7

評価割合

取り組み状況発表レポート合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100