本科の建築製図・建築計画・建築史の授業を基礎に本講義では建築作品研究に取り組む。建築には新しい時代を切り開く先鋭的なものがあるいっぽう,時代を超え世に残され評価され続けるものがある。建築における新しさと古さに存在する価値を受講者独自の視点で切り取り,作品分析を行うのが本講義のテーマである。受講者は地域や国内はもちろん海外の建築作品を広く蒐集すること,現代建築の根底に潜む問題意識を掘り起こし,発見したテーマに沿って新旧の建築作品に触れてほしい。
概要:
本科の建築製図・建築計画・建築史の授業を基礎に本講義では建築作品研究に取り組む。建築には新しい時代を切り開く先鋭的なものがあるいっぽう,時代を超え世に残され評価され続けるものがある。建築における新しさと古さに存在する価値を受講者独自の視点で切り取り,作品分析を行うのが本講義のテーマである。受講者は地域や国内はもちろん海外の建築作品を広く蒐集すること,現代建築の根底に潜む問題意識を掘り起こし,発見したテーマに沿って新旧の建築作品に触れてほしい。
授業の進め方・方法:
授業は教員によるレクチャーと学生自ら取り組む課題研究を交互に行う。レクチャーは現代建築を考える際に背景となる西洋建築の歴史と近代建築の歴史を開設する。課題研究では,学生自ら建築雑誌・書籍・研究・ネットなどから情報収集を行い,最終的に独自の切り口で建築作品研究を行ってほしい。テーマ設定をするにあたっては,建築分野のみならず建築に影響を与える社会的な背景も必ず見るようにする。成果物の体裁は講義時に指示する。
注意点:
・建築雑誌・書籍・研究・ネットなどから情報収集を行うこと。
・地域や国内はもちろん海外の建築作品を広く蒐集すること。
・現代建築の根底に潜む問題意識を掘り起こし,発見したテーマに沿って新旧の建築作品に触れてほしい
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 5 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 5 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 5 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 5 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 5 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 5 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 5 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 5 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 5 | |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 5 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 5 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 5 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 5 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 5 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 5 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 5 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 5 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 5 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 5 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 5 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 5 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 5 | |