環境都市・建築デザイン工学演習Ⅰ(9007)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境都市・建築デザイン工学演習Ⅰ(9007)
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教員作成教材・プリントおよび本科で使用した構造力学および水理学の教科書
担当教員 丸岡 晃

到達目標

各分野の理論・概念を理解し、それを実践する具体的手法の習得を目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
構造系分野の演習本授業の演習問題を8割程度以上何も見ずに解答できる。本授業の演習問題を6割程度以上何も見ずに解答できる。本授業の演習問題を見ないで解けるのは6割り程度以下である。
水工系分野の演習本授業の演習問題を8割り程度以上何も見ずに解答できる。本授業の演習問題を6割程度以上何も見ずに解答できる。本授業の演習問題を見ないで解けるのは6割り程度以下である。
不静定構造の解析良のレベルに加え、それぞれの計算結果に対して正しく考察を加えられる。ソフトウェアおよび手計算によって正しく計算できる。ソフトウェアまたは手計算によって正しく計算できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 DP3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【前期週2時間】
構造系および水工系分野に関する演習をゼミナール方式で行う。本科で学んだ専門分野に関する演習と専攻科において必要とされる各専門分野の演習を行い、環境都市・建築デザインコースにおける基礎学力を身につけ、それらの応用力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
構造系分野(計8回)および水工系分野(計5回)における主に国家公務員試験・地方公務員試験で取り上げられた問題に関する演習を行う。さらに、構造系分野では、構造解析ソフトウェアによる不静定構造の解析についても扱う。
演習課題の実施状況と確認テスト91%(13回×7%)、構造解析ソフトウェアによる不静定構造についてのレポート9%の割合で評価する。総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。演習課題、確認テスト、レポートは、採点後返却し、到達度を確認させる。
注意点:
・本科で使用した対応する分野の教科書、ノートを復習のために用意すること。
・A4ファイルを用意し、授業で配布するプリント、演習問題等全てをファイリングして残しておくこと。
・演習問題やレポートの一部は自主学習によって実施し、自主学習の成果は、確認テストおよびレポートにて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 構造系分野に関する演習
 梁の断面力に関する問題
与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
2週  トラス構造に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
3週  影響線に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
4週  断面特性に関する問題および軸力を受ける部材の応力に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
5週  曲げや軸力と曲げを受ける部材の応力に関する問題および温度応力に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
6週  座屈に関する問題および静定構造のたわみに関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
7週  エネルギー原理や不静定構造のたわみに関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
8週  コンクリート構造や鋼構造に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
2ndQ
9週 構造解析ソフトウェアによる不静定構造 ソフトウェアの使い方を理解し、たわみ角法の理論を復習し理解する。
10週 水工系分野に関する演習
 静水や浮力に関する問題
与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
11週  管路に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
12週  開水路に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
13週  トリチェリの定理や運動量保存則に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
14週  水工系分野の基本原理に関する問題 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
15週 演習課題の確認テストおよび答案返却とまとめ 与えられた問題の理論を復習し、解き方を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

演習課題の実施状況と確認テストレポート合計
総合評価割合919100
基礎的能力10010
専門的能力81990
分野横断的能力000