環境都市・建築デザインコース実験Ⅱ(9911)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境都市・建築デザインコース実験Ⅱ(9911)
科目番号 0005 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教員作成資料
担当教員 古谷 一幸,黒沢 忠輝,古川 琢磨,釜谷 博行,新井 宏忠

到達目標

各実験テーマの目的を理解し、その目的を達成するための実験の進め方を理解すると共に、自ら考え実行に移せる能力を身に付ける。
グループ内での各自の役割分担を決め、責任を持って確実に遂行し実践する能力を習得する。
自専攻だけでなく、他分野の基礎的な知識と計測・実験技術を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験テーマの目的を理解し、その目的を達成するための実験の進め方を理解すると共に、自ら考え実行に移せる。実験テーマの目的を理解し、その目的を達成するための実験の進め方を理解している。実験テーマの目的を理解しているが、その目的を達成するための実験の進め方を理解しておらず、自ら考え実行に移すこともできない。
評価項目2グループ内での各自の役割分担を決め、責任を持って確実に遂行し実践することができ、必要に応じてグループを主導することができる。グループ内での各自の役割分担を決め、責任を持って確実に遂行し実践することができる。グループ内での各自の役割分担を責任を持って遂行することができない。
評価項目3自専攻だけでなく、他分野の基礎的な知識と計測・実験技術を習得し、それらを実用できる。自専攻だけでなく、他分野の基礎的な知識と計測・実験技術を習得できる。他分野の基礎的な知識と計測・実験技術を習得できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP4 〇 説明 閉じる
地域志向 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】後期1回あたり3時間を15回(12月初旬より開始されるため不規則な時間割となる)
様々な分野が融合して新技術が生み出されている今日、エンジニアには幅広い工学基礎知識と深い専門知 識が求められている。その理解は、講義による習得だけでなく、問題点を把握して実際に試行錯誤しながら実験を進めることで深くなる。本実験は、他分野の基礎的なテーマを小人数で実施することにより、幅広い知識と技術 の習得と理解をより確かなものにすることを目標とする。
授業の進め方・方法:
他コースの基礎的なテーマについて、各テーマ当たり5回ずつ、3コースで計15回(計45時間)行う。実験テ ーマごとに担当教員の指示に従って自発的に進める。
注意点:
各実験テーマの視点を把握し、各自が積極的に考え実験を行うこと。グループ内でよくディスカッションし、協力して実験を進めるように心がけること。自分の考えを自分の言葉でレポートに書き、実験結果とその意味が正確に伝わるレポートを作成すること。レポートはできるだけ実験時間内に作成し、指定された提出期限を厳守するこ と。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Mコーステーマ(5回)
機械材料の硬さ・衝撃試験(材料・材料加工分野)・高周波電流加温の基礎(熱工学分野)・弾性体の振動(機械力学・計測制御分野)
2週 Eコーステーマ(5回)
プログラマブルコントローラ制御(電気制御分野)
3週 Cコーステーマ(5回)
単蒸留(化学工学分野)
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)物質が原子からできていることを説明できる。3
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
純物質と混合物の区別が説明できる。4
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。4
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。2
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。2
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。4
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。4
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。1
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。1
測定と測定値の取り扱いができる。4
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。4
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。4
ガラス器具の取り扱いができる。3
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3
試薬の調製ができる。3
工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。4
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。4
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。4
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。4
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。4
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。4
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。4
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。4
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。4
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4

評価割合

レポート等による理解度合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力00
分野横断的能力100100