建築デザイン特論(9915)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築デザイン特論(9915)
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜配布する。
担当教員 馬渡 龍

到達目標

建築コンペティションの課題に取組み,指導教員の指導を受けながら応募する。
募集要項に対しプログラムを適切に組み立て,これをもとに設計を行いプレゼンテーションを作成する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1設計プログラムについて適切に組み立て、高い精度で表現できる。設計プログラムを組み立て、表現できる。設計プログラムを組み立て、表現が不十分である。
評価項目2プログラムに基づき設計し設計を高い精度で完成できる。プログラムに基づき設計し,設計を完成できる。プログラムに基づき設計し,設計を完成できない。
評価項目3プレゼンテーションを高い精度で完成できる。プレゼンテーションを完成できる。プレゼンテーションを完成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科の建築製図・建築計画の授業を基礎に、本講義では建築設計コンペに対応した課題に取り組む。まず,対象とするコンペの課題分析を行い,対象敷地選定・先行事例のレビューを行いながら,プログラムフォーミングに入り,スタディモデル・スケッチを作成しながら設計過程を進めていく。最終的には期日までにポスターを完成させ応募する。
授業の進め方・方法:
開講時期に募集が行われるコンペ(例.日本建築学会設計競技)を指定するので課題に取り組み応募する。課題は個人もしくは複数で取り組むことが可能である。期日までに指導教員のエスキスを受け期日までに提出できるよう進める。
注意点:
募集要項を精読し課題に取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(課題概要の説明) 授業の目的や進め方を理解する。
2週 敷地調査分析・課題分析1 対象敷地を設定し調査分析を行う。課題分析を行う。
3週 先行事例等のレビュー1 関連する機能やコンセプトの事例を調査し説明する。
4週 敷地調査分析・課題分析2 対象敷地を設定し調査分析を行う。課題分析を行う。
5週 先行事例等のレビュー2 関連する用途やコンセプト事例を調査し説明する。
6週 プログラムフォーミング1 プログラム・コンセプトを詳細に組み立て,平面計画方針をスケッチで複数案提示。
7週 スタディモデル作成1~配置 敷地に対する建築物の配置方針を検討する。
8週 スタディモデル作成2~配置・平面 敷地に対する建築物の配置と平面計画の方針を検討する。
2ndQ
9週 プログラムフォーミング2,平面計画1 プログラム・コンセプトを詳細に組み立て,平面計画方針をスケッチで複数案提示。
10週 スタディモデル作成3~断面 平面から立体へと視点を移し,内部空間のイメージを検討する。
11週 平面・断面計画 スタディモデルに対応した平面図と断面図を作成し検討する。
12週 意匠計画,スタディモデル作成4~意匠 平面・断面計画を確定させたうえで意匠計画を行い,意匠モデルを作成する。
13週 ポスター作成1 提出に向けたポスター作成に取り組む。
14週 ポスター作成2 提出に向けたポスター作成に取り組む。
15週 まとめ 提出。学内発表会を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。5
線の描き分け(3種類程度)ができる。5
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。5
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。5
図面の種類別の各種図の配置を理解している。5
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。5
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。5
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。5
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。5
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。5
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。5
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。5
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。5
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。5
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。5
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。5
建築における形態(ものの形)について説明できる。5
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。5
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。5
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。5
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。5
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000020020
専門的能力000060060
分野横断的能力000020020