地域計画学特論(9905)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 地域計画学特論(9905)
科目番号 0025 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成プリント
担当教員 重 浩一郎,南 將人

到達目標

・我が国の国土・地域・都市の現状を説明できる。 ・国土計画・広域計画の考え方を説明できる。
・都市域と農山村域での計画や手法を説明できる。 ・地域課題に応じた計画について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1我が国の国土・地域・都市の現状を説明でき、さらに、東北地域の現状についても説明できる。我が国の国土・地域・都市の現状を説明できる。 我が国の国土・地域・都市の現状を説明できない。
評価項目2国土計画・広域計画の考え方を説明でき、さらに、東北地域との関連についても説明できる。 国土計画・広域計画の考え方を説明できる。国土計画・広域計画の考え方を説明できない。
評価項目3都市域と農山村域での計画や手法を説明でき、さらに、東北地域についても説明できる。都市域と農山村域での計画や手法を説明できる。 市域と農山村域での計画や手法を説明できない。
評価項目4地域課題に応じた計画について説明でき、さらに、東北地域についても説明できる。地域課題に応じた計画について説明ができる。地域課題に応じた計画について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地域計画は、一般的には国土計画以下のある一定の地域を対象としている。その地域について望ましい将来像を描き、これを実現するための体系化、総合化された施策群を中心とする過程を明らかにするものである。基本的な地域計画関連知識と様々な地域課題に対応した計画策定手法を習得し、計画策定に携われる技術者を育成することを目標とする。前期週2時間
授業の進め方・方法:
我が国の各種の計画を考える上で広く前提となる「全国総合開発計画や大都市圏計画・地方圏計画」について整理し、次に、諸外国の「都市計画・国土計画」について解説する。さらに、これらの状況から、地域課題として位置づけられている人口減少問題に対応する「人口ビジョンと地方創生総合戦略」について述べた上で、同様に地域課題となっている災害・防災、脱炭素、公共交通、公民連携などの諸計画について触れる。東北地域を意識し、できるだけ直近の地域計画について取り上げるようにしたい。到達度試験70%、レポート等を30%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
日常の新聞記事に着目していること。
欠席した場合、後日担当教員から指示を受けること。
自学自習は到達度試験、レポートにて評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 総説・全国総合開発計画 授業内容や到達目標が説明できる。
2週 大都市圏計画・地方圏計画、諸外国の計画 大都市圏計画・地方圏計画の考え方を説明できる。
3週 人口ビジョンと地方創生総合戦略 人口減少問題の現状とその対策に関する計画について説明できる人口減少問題の現状とその対策に関する計画について説明できる(都道府県計画)
4週 人口ビジョンと地方創生総合戦略 人口減少問題の現状とその対策に関する計画について説明できる(市町村計画)
5週 災害復興計画 災害発生後の復興計画の策定手法を理解し説明できる。
6週 地域防災計画 災害発生に備えた計画の策定手法を理解し説明できる。
7週 地域脱炭素計画 脱炭素への取り組みの必要性と地域の課題を理解し説明できる。
8週 地域脱炭素計画 国の策定の手引きの内容を理解し、現状や対策について説明できる。
2ndQ
9週 地域脱炭素計画 市町村の策定した計画の内容や違いを説明できる。
10週 都市交通施設の計画 都市交通計画の現状や計画立案について説明できる。
11週 地域公共交通計画 地域公共交通網形成計画について理解し、説明できる。
12週 公民連携基本計画 公民連携基本計画について理解し、説明できる。
13週 計画策定手法 フューチャー・デザインやワークショップなど住民参加型の計画策定手法について理解し、説明できる。
14週 計画策定手法 気候市民会議や専門家と市民の対話の在り方について理解し、説明できる。
15週 期末試験 到達目標を満たす。
16週 答案返却とまとめ 正答を確認できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験演習・レポート等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000