日本文化史概論(5013)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本文化史概論(5013)
科目番号 0027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員配布資料
担当教員 佐伯 彩

到達目標

・グローバリゼーション(世界の一体化)とは何かを理解し、授業中に使用したワードを用いて簡潔に述べることができる。
・グローバリゼーションの進展において、世界の政治・経済・文化的潮流と日本の文化がどのように影響を与え合ってきたのか、簡潔に述べることができる。
・世界と日本の政治・経済・文化的交流について、パワーポイントを用いて規定時間内に発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1グローバリゼーションがどのように進展してきたのか、その歴史的背景について十分に理解し、説明することができる。グローバリゼーションがどのように進展してきたのか、その歴史的背景について、簡単に理解し、説明することができる。グローバリゼーションがどのように進展してきたのか、その歴史的背景について、簡単に理解できておらず、説明も困難である。
評価項目2世界と日本の文化的交流がどのように推進されてきたのかを十分に理解し、説明することができる。世界と日本の文化的交流がどのように推進されてきたのかを簡潔に理解し、説明することができる。世界と日本の文化的交流がどのように推進されてきたのかを十分に理解できていない。
評価項目3自身が調べた内容・情報を、規定時間内に相手に論理的かつ分かりやすく伝えることができる。自身が調べた内容・情報を、規定時間内に相手に論理的に伝えることができる。自身が調べた内容・情報を、規定時間内に相手に論理的に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 DP1 地球環境と科学技術の重要性 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 近年、グローバリゼーションが進むなかで日本の政治・経済・文化における立場はたえず変化している。こうした社会的立場の変化に柔軟に対応するうえで、我が国と世界の政治・経済・文化的交流に目を向けていくことは、今後、世界的な活躍を視野に入れた技術者を志望していくうえで、非常に重要な視点である。そこで、本講座では、現在のグローバリゼーションの進展と、日本と世界の政治・経済・文化的交流を通じて、日本が世界の各分野の潮流において、どのように彼らの文化や政治・経済的視点を受容、または、自身の視点や立場を発信してきたのかを、古代~現代にかけて検討する。そして、こうしたグローバリゼーションが進むなかで、我々がどのように自身の立場を受容・発信していくべきかへの関心を高める。
授業の進め方・方法:
・授業は講義形式と発表の2つの形式をとる。週の前半は講義を行い、後半で、学生による発表を行う。
 ※ただし、講義形式の授業については、アクティブ・ラーニングの形式を用いることもある。
・授業方法は、パワーポイントで進める。また、学生には教員より授業資料・授業プリントを配布する。
・後半の発表については、学生によるスライドを用いた発表を行う(各自一回ずつ)。
・総合評価は発表点(30%)、授業終了後のコメントペーパー(20%)、最終レポート(50%)の割合で行う。
・総合評価を100点満点とし、60点以上を合格とする。
注意点:
・グローバリゼーションの推進による世界と日本の政治・社会・文化的関係に関する歴史的変遷について、積極的に理解を深めようという態度で授業に参加すること。
・授業内容などについてインターネットや図書館、各地の資料館・博物館などを利用して、授業内容の復習・予習に努めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス グローバリゼーションと世界と日本の政治・経済・文化的交流に関する授業の内容についての基本的説明を理解する。
2週 古代における日本と世界の交流 古代における日本と世界の文化交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
3週 中世におけるヨーロッパ世界の文化交流① 中世における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
4週 中世におけるヨーロッパ世界の文化交流② 中世における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
5週 近世における日本と世界の文化交流① 近世における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
6週 近世における日本と世界の文化交流② 近世における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
7週 近代における日本と世界の文化交流① 近代における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
8週 近代における日本と世界の文化交流② 近代における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
4thQ
9週 近代における日本と世界の文化交流③ 近代における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
10週 現代における日本と世界の文化交流① 現代における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
11週 現代における日本と世界の文化交流② 現代における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
12週 現代における日本と世界の文化交流③ 現代における日本と世界の政治・経済・文化的交流がいかなるものであったのかについて理解し、簡潔に説明することができる。
13週 世界と日本の文化交流に関する学生発表① 古代から現代にかけて、調査した日本と世界の政治・経済・文化的交流について、論理的かつ分かりやすく、相手に伝えることができる。また、そうした報告に対して、積極的に議論することができる。
14週 世界と日本の文化交流に関する学生発表② 古代から現代にかけて、調査した日本と世界の政治・経済・文化的交流について、論理的かつ分かりやすく、相手に伝えることができる。また、そうした報告に対して、積極的に議論することができる。
15週 世界と日本の文化交流に関する学生発表③ 古代から現代にかけて、調査した日本と世界の政治・経済・文化的交流について、論理的かつ分かりやすく、相手に伝えることができる。また、そうした報告に対して、積極的に議論することができる。
16週 本講座のまとめ グローバリゼーションの進展と世界と、日本の政治・経済・文化的交流について、再考しつつ、双方の交流の歴史的変遷について、自分なりの理解を簡潔に説明することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。4
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。4
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。4
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。4
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。4

評価割合

発表コメントペーパーレポート合計
総合評価割合302050100
基礎的能力302050100