建築構法特論(9919)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築構法特論(9919)
科目番号 0041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻環境都市・建築デザインコース 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 教員作成プリントのほか,適宜参考書を紹介する
担当教員 金 善旭

到達目標

現在ごく一般的に行われている建築物の構法及び部材の構成原理を理解する。
建築物の部位等の構成方法について、基本的な知識と設計手法を体得する。
建物各部位の構法とその設計・施工の考え方を総合的に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1構法と関連する言葉の定義、建築における構法の概念について理解し、説明できる。構法と関連する言葉の定義、建築における構法の概念について理解する。構法と関連する言葉の定義、建築における構法の概念について理解できない。
評価項目2建築物の各部構法の特徴が分かり、設計・施工事例について理解できる。建築物の各部構法の特徴が分かる。建築物の各部構法の特徴が分からない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科の建築構造と木構造の授業を基礎として、床・壁・天井・屋根などのビルディングエレメントを中心に、多くのビルディングシステムに共通な部分の構法及び部材の構成原理について、建築物の構成やしくみを総合的な視点から建築技術を建築の実体と結び付けながら示し、建築技術全体のバランスと関連を理解させることを目的とする。
授業の進め方・方法:
本科で扱っていなかった躯体構法について触った後、多くのビルディングシステムに共通な部分の構法及び部材の構成原理について解説する。後半は構法を設計する上で必要な手法・考え方のうち、最も基礎的な事柄について説明しながら実例を紹介する。また、授業内の随時試験および提出物により成績評価を行う。
注意点:
授業資料の該当する部分を事前によく読んでくること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・建築と構法①(建築構法とは) 授業の目的や進め方を理解する。
建築構法について説明できる。
2週 建築と構法②(材料と構法/性能と構法/生産と構法) 材料・性能・生産と構法との関係について説明できる。
3週 設計プロセスと構法、建築部品 設計プロセスの中で構法の関わりについて理解し、説明できる。
4週 地業、基礎 地業、基礎に関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
5週 屋根 屋根に関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
6週 壁① 湿式壁、板張壁 湿式壁、板張壁に関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
7週 壁② 帳壁・カーテンウォール 帳壁・カーテンウォールに関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
8週 開口部・建具 開口部・建具に関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
4thQ
9週 床、階段 床、階段に関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
10週 天井 天井に関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
11週 造作と納まり 造作と収まりに関連する用語と構法の特徴が分かり、設計・施工事例について説明できる。
12週 モデュラーコオーディネーション、モデュール モデュラーコオーディネーション、モデュールについて理解し、説明できる。
13週 構法の変遷と開発、構法の価値と評価 構法に影響を与える要素と構法の役割について理解し、説明できる。
14週 材料の視点からの構法1:コンクリート・PC コンクリート・PCを用いた建築事例について理解し、説明できる。
15週 材料の視点からの構法2:鉄・ガラス 鉄・ガラスを用いた建築事例について理解し、説明できる。
16週 構法事例調査発表 1~15週のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力020000020
専門的能力050000050
分野横断的能力030000030