制御工学A(1096)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 制御工学A(1096)
科目番号 0125 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 _機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 制御工学-基礎からのステップアップ-/大日方五郎編著/朝倉書店
担当教員 郭 福会,佐川 貢一

到達目標

伝達関数法に基づくフィードバック制御系の解析・設計手法を説明できる。
教科書の各章末の練習問題を自ら解けるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
様々な制御理論(Control Theory)が開発されているが、それらの基本となる古典的制御理論について学習します。具体的には、動的システムから得られる伝達関数の概念を理解し、伝達関数法(Transfer function method)に基づく制御系の表現法、解析(Analysis)、設計(Synthesis)、安定性判別法を身につけます。また、実際の制御システムを取り上げ、制御工学の応用性について理解を深めます。
授業の進め方・方法:
1入力1出力系を対象として開発されたラプラス変換(Laplace transform)を用いた伝達関数に基づくフィードバック制御系(Feedback control system)の解析、設計手法について学習します。これらの理論は、初等的な微分・積分学およびラプラス変換を用いて解析・設計します。
注意点:
ラプラス変換と複素解析を道具として用いるので、復習しておくこと。
教科書各章末の練習問題を演習課題とするので、自ら必ず解き提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 動的システムの表現とモデリング
2週 ラプラス変換とラプラス逆変換
3週 伝達要素とその伝達関数
4週 伝達要素とその伝達関数の演習
5週 ブロック線図と等価変換
6週 ブロック線図と等価変換の演習
7週 基本要素の過渡応答
8週 伝達関数の極、零点と過渡応答
2ndQ
9週 周波数応答とその表し方
10週 ベクトル軌跡とボード線図
11週 制御系の安定・不安定・安定余裕
12週 制御系の安定・不安定・安定余裕の演習
13週 フィードバック系の特性と制御系の応用
14週 フィードバック系の特性と制御系の応用の演習
15週 到達度試験
16週 答案返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験80%課題と取り組み20%合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000