電子工学A(1098)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子工学A(1098)
科目番号 0131 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 _機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気・電子概論/伊里正夫/実教出版
担当教員 野中 崇

到達目標

・直流回路や交流回路の計算やインピーダンスの計算ができる。
・ブレッドボードやテスタ等の計測機器を使って、実験することができる。
・ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明し、回路計算ができる。
・オペアンプの基本動作と各種増幅回路、演算回路を説明し、回路計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気回路の基礎直流回路や交流回路の計算やインピーダンスの計算ができる。直流回路の計算や抵抗の計算ができる。直流回路や交流回路の計算やインピーダンスの計算ができない。
計測の基礎様々な回路においおて、ブレッドボードやテスタ等の計測機器を使って、実験することができる。簡単な回路においおて、ブレッドボードやテスタ等の計測機器を使って、実験することができる。ブレッドボードやテスタ等の計測機器を使って、実験することができない。
ダイオードやトランジスタダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明し、回路計算ができる。ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明できるが、回路計算ができない。ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明できない。
オペアンプオペアンプの基本動作と各種増幅回路、演算回路を説明し、回路計算ができる。オペアンプの基本動作と基本的な増幅回路を説明し、回路計算ができる。オペアンプの基本動作と基本的な増幅回路を説明できるが、回路計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-1 説明 閉じる
学習・教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本学科の教育目標の1つは、専門知識を学び、応用分野に関する問題解決に応用できることであり、機械工学と密接に関連するエレクトロニクス分野を学習する。交流回路、ダイオードやトランジスタなどの半導体素子の物性、増幅回路、演算回路等のアナログ電子回路に関する基礎的知識を習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
交流回路、電子装置システムと半導体電子工学、アナログ電子回路について学ぶ。興味を抱かせるように実際のデバイスを例にとり、また、工学実験Ⅰとのつながりを考え、理論と現象を対応づけながら、学習を進めていく。
注意点:
予備知識が少なく、多彩な内容なので、授業中に理解することが重要である。3年の電気工学とつながっている内容ですので、復習しておくことも大切である。設計や演習を多く取り入れ、学習意欲を増進する授業を展開する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電子装置の仕組と電気基礎、交流の基本理論
2週 電子装置の仕組と電気基礎、交流の基本理論
3週 交流回路、インピーダンス、交流電力
4週 交流回路、インピーダンス、交流電力
5週 IC、LED、ブレッドボード・テスタなどの使い方
6週 IC、LED、ブレッドボード・テスタなどの使い方
7週 ダイオード、トランジスタ、半導体物性、半導体物質、pn接合
8週 ダイオード、トランジスタ、半導体物性、半導体物質、pn接合
2ndQ
9週 トランジスタのスイッチ作用と増幅作用、増幅回路、サイリスタ
10週 トランジスタのスイッチ作用と増幅作用、増幅回路、サイリスタ
11週 オペアンプ、反転増幅回路、非反転増幅回路
12週 オペアンプ、反転増幅回路、非反転増幅回路
13週 ボルテージホロワ、差動増幅回路、演算回路
14週 ボルテージホロワ、差動増幅回路、演算回路
15週 到達度試験
16週 答案返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト、演習、レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000