電気法規・電気施設管理(2316)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気法規・電気施設管理(2316)
科目番号 0151 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 _電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 電気法規と電気施設管理 竹野 正二著 東京電機大学出版局、 電気設備 技術基準・解釈 東京電機大学出版局
担当教員 野中 崇

到達目標

電気事業法の概要、電力設備および電気保安体制を説明できる。
電気設備技術基準の全体像が把握できる。
電気施設管理に必要な基礎数値計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気事業法の概要、電力設備および電気保安体制電気事業法の概要、電力設備および電気保安体制を具体的な例を挙げて説明できる。電気事業法の概要、電力設備および電気保安体制をを挙げて説明できる。電気事業法の概要、電力設備および電気保安体制を説明できない。
電気設備技術基準電気設備技術基準の全体像を具体的な例を複数挙げて説明できる。電気設備技術基準の全体像を具体的な例をひとつ説明できる。電気設備技術基準の全体像を説明できない。
電気施設管理電気施設管理に必要な様々な基礎数値計算ができる。電気施設管理に必要ないくつかの基礎数値計算ができる。電気施設管理に必要な基礎数値計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気を発電所より各家庭等に供給するには広範囲な電気供給施設に関する知識及び法規等の知識が必要とされる。本科目では電気を安全に使用するために必要とされる、1)電気を供給するための発電所、送電線、変電所、配電線、給電にわたる広範囲な電気供給施設全体の総合的な管理、2)電気施設の設置や維持、管理を行うために必要な電気事業法、電気設備に関する技術基準などについて学習する。
授業の進め方・方法:
「電気事業法と関係法規」、「電気設備技術基準」および「電気施設管理」の3つの視点で講義する。
適宜、電気主任技術者試験(第2種、第3種)の過去問題に基づき授業を展開する。
注意点:
電気事業法について規定している「電気主任技術者」と「電気工事士」免状の取得に必要な科目のひとつである。この科目の履修がない場合、申請による免状取得ができない。技術者と法規の関わりについて理解を深める。電気保安体制を通して社会との関わりに関心を深める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気事業法、電気工作物、電気主任技術者、電気工事士、電気用品安全法ほか
2週 電気設備基準の用語、電圧種類、電気保安、感電、火災の防止、危険防止
3週 B種接地工事、過電流遮断器、架空電線路、支線の力学計算
4週 架空電線路の施設の規制、風圧荷重、保安工事、電線の接続、電食
5週 施設に対する規制、低圧幹線、分岐回路の規制、屋内配線工事の種類と規制
6週 地中電線路、負荷率、需要率、不等率
7週 水力発電所の運用計算、発電方法の種類と適用ほか
8週 到達度試験、答案返却とまとめ
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

到達度試験演習課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000