創成実験(2200)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 創成実験(2200)
科目番号 0155 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 各指導教員に一任する。
担当教員 野中 崇,鎌田 貴晴,釜谷 博行,工藤 憲昌,松橋 信明,中村 嘉孝,佐藤 健,細川 靖

到達目標

ものづくりを通して、多分野・多階層の作業を整理、構築し、目標に到達する過程を設計する能力とそこで策定したスケジュールを管理する能力を体得することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自ら創作したシステム・装置・研究結果等が機能するとともに、その内容を適切に説明できる。ものづくりを通して、多分野・多階層の作業を整理、構築し、目標に到達する過程を設計する能力とそこで策定したスケジュールを管理する能力を体得する。従来技術の模倣に留まるとともに、自らの取り組みの意図を説明できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本学科の目標にエネルギー、エレクトロニクス、情報通信の専門知識を問題解決に利用できるという項目がある。これを受けて、本科目では、ものづくりの過程、すなわち、目標を形として作り上げるための、「企画・現状調査、企画発表、準備、作製、評価、最終報告」の一連の過程を実際に体験することにより、企画・反省の能力、報告・発表における表現能力、ものづくりに関する技術力を体得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
目的を期間内に具体化する能力の体得を主目的とする。このため、スケジュール管理能力や自分に不足している実験・測定技術、情報処理技術に習熟することを目指す。卒業研究と同様に主たる指導教員を決め、すべての過程はその教員と相談して進めるのを基本とする。
注意点:
報告書の様式、発表会の次第については別途指示する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 テーマ選定
2週 企画、現状調査①
3週 企画、現状調査②
4週 企画、現状調査③
5週 企画、現状調査④
6週 企画、現状調査⑤
7週 企画発表準備
8週 企画発表
2ndQ
9週 設計、製作①
10週 設計、製作②
11週 設計、製作③
12週 設計、製作④
13週 設計、製作⑤
14週 設計、製作⑥
15週 設計、製作⑦
16週 設計、製作⑧
後期
3rdQ
1週 中間発表準備
2週 中間発表
3週 創成物評価①
4週 創成物評価②
5週 創成物評価③
6週 創成物評価④
7週 創成物評価⑤
8週 創成物評価⑥
4thQ
9週 創成物評価⑦
10週 創成物評価⑧
11週 報告書準備①
12週 報告書準備②
13週 報告書準備③
14週 最終発表準備①
15週 最終発表準備②
16週 最終発表

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化共同教育共同教育問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(報告書)合計
総合評価割合030010060100
基礎的能力030010060100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000