到達目標
・データ構造やアルゴリズムの考え方を正しく理解し,説明できること。
・C言語を用いてデータ構造およびアルゴリズムを実現できること。
・情報システムの開発モデルに関するさまざまな用語について説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
データ構造やアルゴリズムの考え方 | データ構造やアルゴリズムの考え方を正しく説明できる。 | データ構造やアルゴリズムの考え方を一部説明できる。 | データ構造やアルゴリズムの考え方を全く説明できない。 |
C言語による実装 | C言語を用いてデータ構造およびアルゴリズムを完全に実装できる。 | C言語を用いてデータ構造およびアルゴリズムを一部実装できる。 | C言語を用いてデータ構造およびアルゴリズムを全く実装できない。 |
情報システムの開発モデル | 情報システムの開発モデルに関するさまざまな用語について完全に説明できる。 | 情報システムの開発モデルに関するさまざまな用語について一部説明できる。 | 情報システムの開発モデルに関するさまざまな用語について全く説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気情報工学科ではデジタルハードウェアとソフトウェアに関する広範囲な専門知識や技術の修得を目標としている。情報処理の対象となる問題はさまざまで,問題に応じた解法を考えなければならない。これには,プログラムを書く前段階として,コンピュータによる処理の手順をどのようにするのか(アルゴリズム),またそれにともなってデータをどのような形式でコンピュータのメモリ内に格納し処理するのか(データ構造)を工夫する必要がある。本科目では効率的なプログラムを開発する上で大切な「アルゴリズムとデータ構造」の知識および技術の習得を目指す。また、情報システムの開発モデルについても触れる。
授業の進め方・方法:
効率的なプログラムを書くための「アルゴリズムとデータ構造」の基本的事項(ソーティング,探索,リスト構造,木構造,スタック,キューなど)に焦点を絞り講義し,理解を深めるためにパソコン室でC言語によるプログラミング演習も取り入れながら学習する。
注意点:
・プログラミングを行うため,3学年までに習得したC言語の文法をすべて復習すること。
・授業時間の制約から演習に十分な時間をかけられない。放課後などを用いた積極的な演習が望まれる。
・インターネットのホームページ上にサンプルプログラムがあるので,適宜ダウンロードして実行してみること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,アルゴリズムとその計算量 |
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2週 |
構造体,メモリ管理関数 |
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3週 |
基本的なデータ構造(リストとその実現方法) |
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4週 |
基本的なデータ構造(スタック,キュー) |
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5週 |
再帰呼び出し,情報システムの開発モデル |
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6週 |
基本的なデータ構造(グラフ,木と2分木),木のなぞり |
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7週 |
順序つき集合の処理,ヒープ |
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8週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ)
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 到達度試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |