人文社会科学(地域資源と文化)(0522)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 人文社会科学(地域資源と文化)(0522)
科目番号 0076 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 _物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『観光学キーワード』(山下晋司)、『ふるさとを元気にする仕事』(山崎亮)、『地域に希望あり-まち・人・仕事を創る』(大江正章)
担当教員 齋 麻子

到達目標

さまざまな時代および地域の文化を理解する。
未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1さまざまな時代および地域の文化を理解することが主体的にできる。 さまざまな時代および地域の文化を理解することができる。 さまざまな時代および地域の文化を理解することができない。
評価項目2未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することが十分できる。未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができる。未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 「吉野(奈良)」=「山」「桜」「春」、「宮城(宮城)」=「野」「萩」「月」「秋」など、ある土地(地名)には共通する一定のイメージがあり、それを歌枕・名所としてイメージが受け継がれてきた。また、『源氏物語』のように、物語上で生み出されたキャラクターが、長い時を隔てても廃ることなく、あるイメージを想起させながら、愛され続けている。これらのいわゆる“古典”は、遥かいにしえの事象ではなく、現在もなお、商品名や観光資源として利用され、我々の身の回りに息づいている。
授業では、古典としての西行や芭蕉がたどった名所から現代のNHK大河ドラマや朝の連続テレビ小説まで、観光としての地域資源の成り立ちを考察する。また、『源氏物語』の光源氏、『伊勢物語』の在原業平から、ゆる
授業の進め方・方法:
・講義形式の授業ではいくつかの事例を紹介する。
・グループワーク、個々での活動を通して、新たな事例を見つけ、新たな地域資源の可能性を考察する。
注意点:
教科書は事例紹介や自らの考察の元になる資料であるため、事前に読み、理解しておくこと。授業のテーマに関し、文献やインターネット等で能動的に調査し、考察すること。休日を利用して実地踏査も行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・地域資源とは、文化とは、文学とは
2週 安野光雅『旅の絵本』を読み解く①
3週 安野光雅『旅の絵本』を読み解く②
4週 日本における歌枕①観光地
レポート課題出題
5週 日本における歌枕・土産
6週 NHK大河ドラマ・朝の連続テレビ小説と地域おこし①レポート課題提出
7週 NHK大河ドラマ・朝の連続テレビ小説と地域おこし②
8週 レポート課題返却と解説
2ndQ
9週 古典文学にみるキャラクターの普遍性、元祖キャラクターグッズ①
10週 古典文学にみるキャラクターの普遍性、元祖キャラクターグッズ②
11週 普遍的なキャラクターと一過性のキャラクター①レポート課題出題
12週 普遍的なキャラクターと一過性のキャラクター②
13週 ゆるキャラと地域資源の未来①
14週 ゆるキャラと地域資源の未来②
15週 地域資源と文化を考える
16週 レポート課題返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート提出課題提出合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000