到達目標
外国人が日本語を書けるための日本語文法の課題を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 留学生の日本語作文のどの部分を直すのかをよく説明できる。 | 留学生の日本語作文のどの部分を直すのかを説明できる。 | 留学生の日本語作文のどの部分を直すのかを説明できない。 |
| 判断と推理をよくわけることができる。 | 判断と推理をわけることができる。 | 判断と推理をわけることができない。 |
| 推理の形成と解体をよく説明できる。 | 推理の形成と解体を説明できる。 | 推理の形成と解体を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
日本語文法はヨーロッパ言語をモデルにしてきた。しかしモデルはモデルであり、中身に踏み込む と大きく異なる。たとえばヨーロッパ語の動詞は主語の人称や性によって動詞が形を変えるのにたい して日本語は形を変えない。しかし日本語は、連用形や連体形のように、別の理由で動詞語尾が変化 する。 かつて橋本進吉(1882-1945)から学校文法へいたる文法が、ヨーロッパ言語をモデルにし、日本 の「文法」として定着してきた。この文法にたいして、時枝誠記(1900-1967)は言語過程説をとな え、こうしたヨーロッパ言語と日本語とが違うことに着目させた。授業では、ヨーロッパ言語と日本 語をくらべながら、言葉がどのようにして生まれ出てきてそれが形をとるのかを考えていく。
授業の進め方・方法:
授業は、前半はフランス人学生に日本語作文を1時間教え、その後日本人学生と教員とがその日本語の教えるな かで発見したものが何だったのかを話し合うなかで、日本語文法を考えていく。
注意点:
授業前半はヨーロッパ人に日本語を教えながら、後半はその教えたことの理解である。授業のなかに転換があ る
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
体言 |
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2週 |
体言 |
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3週 |
複数の体言 |
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4週 |
体言から用言 |
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5週 |
体言から用言 |
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6週 |
体言と用言の結びつき |
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7週 |
体言と用言の結びつき |
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8週 |
まとめ |
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2ndQ |
9週 |
体言の修飾 |
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10週 |
用言の修飾 |
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11週 |
文 |
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12週 |
段落 |
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13週 |
文の並び |
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14週 |
段落の並び |
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15週 |
表題 |
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 授業 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |