概要:
我々ヒトも地球上に生きる生物の1種に過ぎない。ヒトといえども、ヒト単独では生存できない。科学技術の進歩とともに利便性を求めるあまり、ともすればそのことを忘れて、結果的に環境を破壊してしまうこともある。その
典型例がフロンガスによるオゾン層の破壊、温暖化ガスによる地球温暖化である。地球上の多種多様生物が様々な環境のもとでたがいに関係をもっている生態を学び、環境と生態の保全を考えることを目標とする。
授業の進め方・方法:
地球上には多種多様生物が様々な環境のもとでたがいに関係をもちながら生活している。同種、異種の個体群にみられる関係について学ぶ。生物と地球の環境は互いに影響を及ぼしながら進化してきたとされている。そのような共進化の
視点で生態系を考察する。各自、与えられたテーマについて小論文をまとめる。
注意点:
環境と生態の保全にはどうすればよいか、という問題意識をもって履修すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 3 | |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 3 | |
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 3 | |
地球上の生物の多様性について説明できる。 | 3 | |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 3 | |
生物に共通する性質について説明できる。 | 3 | |
森林の階層構造を理解し、森林・草原・荒原の違いについて理解している。 | 3 | |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。 | 3 | |
世界のバイオームとその分布について説明できる。 | 3 | |
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。 | 3 | |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | |