環境生態学(3153)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 環境生態学(3153)
科目番号 0167 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 _物質工学科 対象学年 5
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 高等学校 生物(東京書籍)
担当教員 佐々木 有

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 個体群個体群の構造と維持を理解し、個体群について生態的な自分なりの問題意識を持てること個体群の構造と維持を理解し、個体群について生態的に理解を深めること個体群の構造と維持を理解できないこと
評価項目2 陸圏生態系 陸圏生態系が概観でき、その保全について自分なりの問題意識を持てるること陸圏生態系が概観でき、その保全が理解できること陸圏生態系が概観できないこと
評価項目3 水圏生態系水圏生態系が概観でき、その保全について自分なりの問題意識を持てるること水圏生態系が概観でき、その保全が理解できること水圏生態系が概観できないこと

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
我々ヒトも地球上に生きる生物の1種に過ぎない。ヒトといえども、ヒト単独では生存できない。科学技術の進歩とともに利便性を求めるあまり、ともすればそのことを忘れて、結果的に環境を破壊してしまうこともある。その
典型例がフロンガスによるオゾン層の破壊、温暖化ガスによる地球温暖化である。地球上の多種多様生物が様々な環境のもとでたがいに関係をもっている生態を学び、環境と生態の保全を考えることを目標とする。
授業の進め方・方法:
地球上には多種多様生物が様々な環境のもとでたがいに関係をもちながら生活している。同種、異種の個体群にみられる関係について学ぶ。生物と地球の環境は互いに影響を及ぼしながら進化してきたとされている。そのような共進化の
視点で生態系を考察する。各自、与えられたテーマについて小論文をまとめる。
注意点:
環境と生態の保全にはどうすればよいか、という問題意識をもって履修すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生物の系統と分類 生物の多様性と系統が理解できること
2週 生物の系統と分類 生物の多様性と系統が理解できること
3週 生物の集団(個体群の構造と維持) 個体群とその維持が理解できること
4週 生物の集団(個体群の構造と維持) 個体群とその維持が理解できること
5週 生物の集団(生物群集と生態系) 個体群とその維持が理解できること
6週 生物の集団(生物群集と生態系) 個体群とその維持が理解できること
7週 生態系の保全(集中)
陸圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
8週 生態系の保全(集中) 陸圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
2ndQ
9週 生態系の保全(集中) 陸圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
10週 生態系の保全(集中) 陸圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
11週 生態系の保全(集中) 陸圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
12週 生態系の保全(集中) 水圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
13週 生態系の保全(集中) 水圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
14週 生態系の保全(集中) 水圏生態系が概観でき、その保全が理解できること
15週 期末試験
16週 期末試験の返却と解説 本講議全体が概観できること
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球上の生物の多様性について説明できる。3
生物の共通性と進化の関係について説明できる。3
生物に共通する性質について説明できる。3
森林の階層構造を理解し、森林・草原・荒原の違いについて理解している。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3
生態ピラミッドについて説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3

評価割合

試験小論文相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000