到達目標
有機工業化学資源としての、石油、天然ガス、石炭の各化学およびC1化学と新エネルギーの工業的な意義を把握できている。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 有機工業化学資源としての、石油、天然ガス、石炭の各化学およびC1化学と新エネルギーの工業的な意義をほぼ完全に把握できている。 | 有機工業化学資源としての、石油、天然ガス、石炭の各化学およびC1化学と新エネルギーの工業的な意義を70~80%程度把握できている。 | 有機工業化学資源としての、石油、天然ガス、石炭の各化学およびC1化学と新エネルギーの工業的な意義の把握が50%未満である。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
資源環境の観点から化学工業の基幹をなす石油精製、石油化学、石炭化学、天然ガス化学、C1(シー・ワン)化学および新エネルギーについて、触媒化学、無機化学との関連性に留意しながら習得する。 技術の創造とものづくりの基礎科目と位置づけ、種々の工学分野との連関を図ることにより地域社会への貢献を可能とする。
授業の進め方・方法:
資源、エネルギー、環境問題を概観し、石油、石炭、天然ガスを原料とする化学工業、およびC1化学、新エネルギーについて学ぶ。 原料から最終製品への流れの理解を重視するが、主要反応については機構について掘り下げて学ぶ。そのために、基礎となる有機化学演習を最初に行う。
注意点:
2,3年次の有機化学および4年次の有機工業化学Aの授業内容を復習して授業に臨むこと。 5年次に学習する高分子化学や、物質工学実験Ⅰの内容を理解するための基礎となるので単位修得に努めること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
各種有機化学反応の演習(アミン,共役ジエンへの付加反応,Diels-Alder反応等) |
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2週 |
各種有機化学反応の演習(アミン,共役ジエンへの付加反応,Diels-Alder反応等) |
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3週 |
シクロアルカンと芳香族性、複素環 |
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4週 |
シクロアルカンと芳香族性、複素環 |
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5週 |
有機化学工業資源序説と石油精製(石油,成因と成分,蒸留,留分の利用と改質,接触分解,熱分解) |
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6週 |
有機化学工業資源序説と石油精製(石油,成因と成分,蒸留,留分の利用と改質,接触分解,熱分解) |
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7週 |
石油化学(石油化学工業,工業形態,ナフサ分解) |
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8週 |
石油化学(石油化学工業,工業形態,ナフサ分解) と中間テスト |
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4thQ |
9週 |
石油化学(エチレン,プロピレンからの誘導体) |
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10週 |
石油化学(エチレン,プロピレンからの誘導体) |
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11週 |
石油化学(ベンゼン・トルエン・キシレン誘導体,C4オレフィンからの誘導体) |
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12週 |
石油化学(ベンゼン・トルエン・キシレン誘導体,C4オレフィンからの誘導体) |
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13週 |
天然ガス化学(合成ガスの製造,メタノール,アンモニアの合成)およびC1化学(Fischer-Tropsch反応)と新エネルギー、石炭化学(石炭の乾留,ガス化,液化) |
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14週 |
天然ガス化学(合成ガスの製造,メタノール,アンモニアの合成)およびC1化学(Fischer-Tropsch反応)と新エネルギー、石炭化学(石炭の乾留,ガス化,液化) |
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15週 |
到達度試験 |
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16週 |
答案返却とまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 到達度試験 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 60 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |