マテリアル・バイオ演習Ⅳ(3552)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 マテリアル・バイオ演習Ⅳ(3552)
科目番号 0295 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 _物質工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 標準化学工学, 松道明ら 著 (化学同人)、教員作成プリント
担当教員 新井 宏忠

到達目標

(1) 熱・物質の移動現象の基本式の物理的意味を理解していること。
(2) 定式化されたモデルを使用して、具体的な計算ができること。
(3) 改良方針などを物理的な意味に基づいて決定できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
流動基礎物体の落下速度(終末速度)の意味を説明できる。また、終末速度式を正しく使い、演習問題を解くことができる。物体の落下速度(終末速度)の意味を説明できる。また、担当教員の助言により、終末速度式を正しく使い、演習問題を解くことができる。物体の落下速度(終末速度)の意味を説明できず、終末速度式を使って演習問題を解けない。
伝熱熱伝導、熱伝達を説明できる。また、フーリエの式や無次元相関式を使って、演習問題を解くことができる。熱伝導、熱伝達を説明できる。また、担当教員の助言により、フーリエの式や無次元相関式を使って、演習問題を解くことができる。熱伝導、熱伝達を説明できず、フーリエの式や無次元相関式を使って、演習問題を解けない。
物質移動物質移動のミクロ的な過程とFickの法則を説明できる。また、Fickの式や無次元相関式を使って、演習問題を解くことができる。物質移動のミクロ的な過程とFickの法則を説明できる。担当教員の助言により、Fickの式や無次元相関式を使って、演習問題を解くことができる。物質移動のミクロ的な過程とFickの法則を説明できず、Fickの式や無次元相関式を使って、演習問題を解けない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・授業で得た知識を研究や自主探求等で「使える力(実践力)」を養う。
・課題解決に必要なモデル・式を選び出し、論理的な展開によって答えを導き出す力を養う。
授業の進め方・方法:
移動現象論の知識が身の回りの諸現象・工業プロセスにどのように使われるのか理解する。そのために、本科目においては熱や物質移動を中心とした演習・実験を中心に行い、解説とともに基本原理・法則等を復習し、知識のより深い理解や定着を図る。
注意点:
・移動現象論A・Bを受講していることが望ましい(4年生向け)
・移動現象論A・Bの講義ノートを持参する。
・関数電卓を持参する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 演習:工業数学(移動現象・反応工学で扱う数学操作)
微分・積分
2週 演習:工業数学(移動現象・反応工学で扱う数学操作)
偏微分・重積分
3週 演習:工業数学(移動現象・反応工学で扱う数学操作)
微分方程式
4週 実験:物体の落下速度
5週 演習:終末速度とレイノルズ数(抵抗係数の無次元相関式)・運動量収支式
6週 実験:熱伝導(フーリエの法則)
7週 演習:熱伝導・熱伝達・熱輻射、無次元相関式
8週 実験:金属製錬
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

演習課題実験レポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000