医工・福祉(0956)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 医工・福祉(0956)
科目番号 0109 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 _建設環境工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員配布プリント
担当教員 川端 良介,森 大祐,松橋 信明,馬渡 龍

到達目標

医工・福祉分野の基本用語について理解する。 専門分野と医工・福祉分野の関連性と先進的な考え方の理解を深めること。 この分野における技術的な課題を各自のもっている専門知識から検討してみること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
医工学分野の基礎について例を挙げて説明できる。医工学分野の基礎について複数の例を挙げて説明できる。医工学分野の基礎について例を挙げて説明できる。医工学分野の基礎について例を挙げて説明できない。
福祉学分野の基礎について例を挙げて説明できる。福祉学分野の基礎について複数の例を挙げて説明できる。福祉学分野の基礎について例を挙げて説明できる。福祉学分野の基礎について例を挙げて説明できない。
医工学分野・福祉学分野について自身の専門分野と関連付けて説明できる。医工学分野・福祉学分野について自身の専門分野と関連付けて複数の例を挙げて説明できる。医工学分野・福祉学分野について自身の専門分野と関連付けて例を挙げて説明できる。医工学分野・福祉学分野について自身の専門分野と関連付けて例を挙げて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
健康で質の高い社会や生活を実現するため、生活者あるいは生体システムとしての人間の理 解のうえに人間特性や生体特性にあったものづくりや環境の提供が求められている。この目的で医工学や健康福 祉工学という境界分野が発展している。これからの高齢化社会に対し広い視野と社会のニーズに強い関心を もち、医学、機械工学、電気情報工学、化学、建築など様々な面から医工・福祉分野の基礎を学び、専門技術と のかかわりと今後の可能性を探る。
授業の進め方・方法:
生体システムとしての人間特性、健康を維持する技術、利便性と安心安全を調和さ せるシステムに対する関心をひきだし、自分の考えを持てるように授業を進める。非常勤講師を含む多 くの教員が分担してそれぞれの専門分野から医工・福祉の係わる基礎的事項と課題を紹介する。また、講 義は、配布プリントとスライドを中心に進める。
注意点:
専門用語や時事用語が数多く出るので、ノートをとりその基本的考えを理解すること。 授業中での理解に加え、新聞・雑誌、インターネット等から社会についての状況把握に努め、家族な ど身近な実例を通して自ら検討することにより、考え方の習得に努めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 医工・福祉の概要を理解する。
2週 電気情報工学の医工・福祉への応用(1) 電子情報工学分野の専門技術を医工・福祉分野に活用した事例を理解する。
3週 電気情報工学の医工・福祉への応用(2) 電子情報工学分野の専門技術を医工・福祉分野に活用した事例を理解する。
4週 バイオセンサ バイオセンサによる生体分子の認識などの医工学に関する知識を習得する。
5週 環境デザイン(1) 住環境の視点からヘルスケアの向上の重要性を理解する。
6週 環境デザイン(2) 住環境の視点からヘルスケアの向上の重要性を理解する。
7週 血液・循環器系の力学(1) 血液・循環器系の仕組みを力学的に理解する。
8週 血液・循環器系の力学(2) 血液・循環器系の仕組みを力学的に理解する。
2ndQ
9週 細胞工学の基礎と応用(1) 再生医療や移植に関して理解する。
10週 細胞工学の基礎と応用(2) 再生医療や移植に関して理解する。
11週 医工・福祉とスポーツ工学の基礎と応用 スポーツを通じたヘルスケアについて理解する。
12週 食品と健康 食品の機能性を通じたヘルスケアについて理解する。
13週 臨床検査と工学 医療現場における工学的技術の事例を学ぶ。
14週 放射線診断学 放射線診断技術および診断事例を学ぶ。
15週 総括(1) 医工・福祉分野の全体を振り返り、自身の専門分野との関連性について理解を深める。
16週 総括(2) 医工・福祉分野の全体を振り返り、自身の専門分野との関連性について理解を深める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000