電気工学概論(4072)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気工学概論(4072)
科目番号 0189 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 _建設環境工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「電気電子概論」 (伊理正夫 監修,実教出版), 教員作成テキスト
担当教員 佐藤 健

到達目標

1.直流回路に関してオームの法則,抵抗の性質、キルヒホッフの第1法則、第2法則を理解し、問題を解くことができる。
2. 交流回路に関して抵抗、コイル、コンデンサを接続したときの動作について説明することができる。
3. 磁気と静電気に関してクーロンの法則について説明することができる。
4. 論理回路に関して基本論理回路の動作について説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
直流回路様々な直流回路に関して、オームの法則,抵抗の性質、キルヒホッフの第1法則、第2法則を理解し、問題を解くことができる。簡単な直流回路に関して、オームの法則,抵抗の性質、キルヒホッフの第1法則、第2法則を理解し、問題を解くことができる。直流回路に関して、オームの法則,抵抗の性質、キルヒホッフの第1法則、第2法則を理解していない。
交流回路様々な交流回路に関して、抵抗、コイル、コンデンサを接続したときの動作について説明することができる。簡単な交流回路に関して、抵抗、コイル、コンデンサを接続したときの動作について説明することができる。交流回路に関して、抵抗、コイル、コンデンサを接続したときの動作について説明することができない。
磁気と静電気クーロンの法則を用いて2つの磁極間に働く磁力や2つの電荷間に働く静電力を計算することができる。磁気に関するクーロンの法則および静電気に関するクーロンの法則について説明することができる。クーロンの法則について説明することができない。
論理回路様々な論理回路の動作について説明することができ、真理値表や論理式を求めることができる。基本的な論理回路の動作について説明することができ、真理値表や論理式を求めることができる。基本的な論理回路の動作について説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-2 説明 閉じる
学習・教育到達目標 C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建設環境工学科の教育目的に「幅広い視野と豊かな人間性をそなえ,環境工学を含む社会基盤整備の工学とその応用分野関する知識を身に着けること」が挙げられている.専門工学につながる基礎知識として,本科目の目標を「社会基盤整備等において必須である電気情報工学の基本的事項について理解すること」とする.
授業の進め方・方法:
科学の歴史の中で電気工学は非常に長い歴史を持っており,現代のあらゆる分野において必須とされる基礎技術のひとつである.その内容は自然界における電気磁気現象を理解し応用する側面と,論理数学を母体とするコンピュータを駆使する側面に区分できる.本科目ではそれらの中から,電気回路の基本法則からコンピュータを用いた制御までを幅広く取り上げ,それらの概要について,小テストや宿題などにより理解の定着を図りながら単元ごとに学習を進める.
注意点:
単元ごとに行う小テストや宿題を通じ,さらには章末問題を解くなど自発的に理解度を把握することが望ましい.理解不足と思われる場合にはオフィスアワーを利用するなどし,理解不足のまま放置することがないよう留意する必要がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 直流回路 : 電気回路, オームの法則, 抵抗の性質, 電流の熱作用と電力
2週 磁気と静電気 : 磁石とクーロンの法則 ~ 電磁誘導と直流発電機
3週 磁気と静電気 : 静電気, コンデンサ
4週 交流回路 : 交流の基本的扱い ~ 交流回路
5週 電子回路 : 論理回路, いろいろな論理回路
6週 情報工学概論 : コンピュータとネットワーク
7週 まとめ, 演習
8週 到達度試験
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

到達度試験宿題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000