到達目標
・クロソイド曲線設置のための計算ができ、作業手順を説明できる。・工事測量における丁張りや遣形の設置方法を説明できる。・GNSSの基礎理論を説明できる。・GISの基礎理論を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | ・クロソイド曲線設置のための計算ができ、作業手順を説明できる。 | |
評価項目2 | | 工事測量における丁張りや遣形の設置方法を説明できる。 | |
評価項目3 | | GNSSの基礎理論を説明できる。 | |
評価項目4 | | GISの基礎理論を説明できる。 | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
測量は、国土に関する計画や建設工事の計画・設計・施工及び検査の基礎となる作業で、建設技術者は測量に関する充分な知識と技能をもち、かつその理論についての正しい知識が必要である。基本的な専門知識と技術を習得し、実務に対処できる技術者を育成することを目標とする。
授業の進め方・方法:
交通路(道路・鉄道)などの線状構造物を建設するための測量や地球上のどこにおいてもリアルタイムで3次元的位置を決定することができる衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の基礎、図形情報と属性情報を複合的に扱うことのできる地理情報システム(GIS:Geographic Information System)の概要などについて学ぶ。1~4年次までの測量学・同実習を修得すれば、卒業後の申請で「測量士補」の資格が得られる。
注意点:
演習や簡単な実習を通じて、理論や測量内容を理解することが重要である。課題等は、指示された期限までに提出すること。なお、欠席した場合、後日担当教員を訪ね、指示を受けること。電卓は必ず持参。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
路線測量(概要、基礎) |
主として、交通路の路線について、作業の工程、形状、中心線測量の基礎知識を理解する。
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2週 |
路線測量(円曲線の設置) |
主として、偏角弦長法による測設の基本を理解する。
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3週 |
路線測量(クロソイド曲線の設置) |
主として、クロソイド要素の計算と主要点の測設の基本を理解する。
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4週 |
工事測量(勾配の基礎、工事準備測量) |
勾配の種類と適用、工事準備測量の基本を理解する。
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5週 |
GNSS(概要、衛星、測定の原理、測量システム、測定方法) |
GNSSにおける測定原理、測量システム、測定方法の基礎を理解する。
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6週 |
GNSS(測定方法、測量の誤差、トータルステーションシステムとの比較)、 GIS(定義・特長・役割、地理空間データ、幾何学と位相構造)
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GNSSにおける測量誤差、トータルステーションシステムとの関連等、その基礎を理解する。
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7週 |
GIS(空間分析、オーバーレイ、データベース管理システム、利用) |
GISの機能、特徴、役割、データ、位相構造、空間分析、オーバーレイ、データベース管理システム等の基礎を理解する。
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8週 |
到達度試験(答案返却とまとめ) |
路線測量、工事測量、GNSS、GISの基礎についての理解から、それらの間連知識について、到達度60%以上であること。
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 到達度試験 | 演習等 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |