科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新世界史』(山川出版社)、『最新世界史図説タペストリー』(帝国書院)
担当教員 松浦 千春

到達目標

①西洋史を通して歴史の基礎知識・概念を理解する。
②歴史的思考力を培い、国際的視野の基礎を養う。
【教育目標 】B
【学習・教育到達目標 】
【キーワド 】歴史、文化、西洋史、世界史

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基礎知識の習得歴史用語を理解し、説明できる。歴史用語の一部を理解し、一定の説明ができる。歴史用語をほとんど理解せず、まったく説明できない。
評価項目2歴史的なものの見方歴史的事実から、社会や人間の生き方、事物の変化を理解できる。歴史的事実から、社会や人間の生き方、事物の変化を一定程度理解できる。歴史的事実から、社会や人間の生き方、事物の変化をほとんど理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
西洋史の展開を中心に概括的な歴史知識・概念を学び、歴史的思考力を培うことを通して、国際社会に生きる日本人としての世界史的・国際的視野の基礎を養う。
授業の進め方・方法:
「授業項目」に対応する教科書の該当部分を予め熟読して概要を把握して授業に臨むこと。授業は講義を中心とする。教科書解説に止まる内容ではないので、参考書により地理的・時間的位置を認識・確認して授業に臨むこと。
注意点:
西洋史の基本的知識・歴史学的基本概念の習得を通した異文化理解、現代に生きる人間としての社会科学的認識、および西欧文化の歴史展開についての理解の程度を評価する。
【事前学習 】
「授業内容」 に対する教科書の内容を事前に熟読し、さらに資料集等によって知見を補足しておくこと。また、問題集によって前回の内容を確認すること。
【評価方法・基準 】
試験結果(100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。総合成績60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (1)ガイダンス (2)歴史学習の意味と方法 歴史学の特性と、学習方法が理解できる
2週 歴史とわたしたちの社会 歴史の多様性と私たち自身との関わりについて理解できる
3週 先史時代と人類 人類の進化と文明形成過程について理解できる
4週 古代オリエント文明(1)
古代メソポタミア文明
古代メソポタミア文明について理解できる
5週 古代オリエント文明(1)
古代メソポタミア文明
古代メソポタミア文明について理解できる
6週 古代オリエント文明(1)
古代エジプト文明
古代メソポタミア文明について理解できる
7週 古代オリエント文明(2)
古代エジプト文明
古代エジプト文明について理解できる
8週 中間試験あるいはレポート
2ndQ
9週 地中海世界とギリシア文明(1)地中海文明 エーゲ文明について理解できる
10週 地中海世界とギリシア文明(2)ギリシア史とポリス社会 ポリス社会の特質と史的展開とギリシア文化について理解できる
11週 地中海世界とギリシア文明(2)ギリシア史とポリス社会 ポリス社会の特質と史的展開とギリシア文化について理解できる
12週 ヘレニズム世界 ヘレニズムと世界市民主義について理解できる
13週 古代ローマ史(1)
古代ローマ史の展開と構造
ローマ社会の歩みと展開を理解できる
14週 古代ローマ史(2)
ローマ帝国の歴史的意味と遺産
ローマ帝国の構造と意義について理解できる
15週 期末試験
16週 まとめ
後期
3rdQ
1週 キリスト教の成立と展開 キリスト教の史的展開を理解できる
2週 キリスト教の成立と展開 キリスト教の史的展開を理解できる
3週 ヨーロッパ中世社会(1)
中世封建社会の形成過程
封建制度の社会構造と荘園経済について理解できる
4週 ヨーロッパ中世社会(1)
中世封建社会の形成過程
封建制度の社会構造と荘園経済について理解できる
5週 ヨーロッパ中世社会(2)
十字軍と社会変化
十字軍の社会背景と時代的特徴について理解できる
6週 ヨーロッパ中世社会(2)
十字軍と社会変化
十字軍の社会背景と時代的特徴について理解できる
7週 ヨーロッパ中世社会(2)
中世都市
中世都市と時代的特徴について理解できる
8週 中間試験あるいはレポート
4thQ
9週 近世社会の形成過程(1)
ルネサンス
ルネサンスの社会的・文化的な特質を理解できる
10週 近世社会の形成過程(1)
ルネサンス
ルネサンスの社会的・文化的な特質を理解できる
11週 近世社会の形成過程(2)
大航海時代
大航海時代がもたらした世界観の変動と世界の植民地化の意味を理解できる
12週 近世社会の形成過程(3)
宗教改革と対抗宗教改革
宗教改革と対抗宗教改革の歴史的な意味を理解できる
13週 近世社会の形成過程(3)
宗教改革と対抗宗教改革
宗教改革と対抗宗教改革の歴史的な意味を理解できる
14週 近代ヨーロッパ世界への視座
社会革命の時代
近代世界の形成過程とヨーロッパ社会の変化を理解できる
15週 期末試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。1
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。2
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。1
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000