概要:
物質の構成、性質、変化について、基本的な概念や原理・法則を理解し、原子、分子の立場で考察する能力や探究心を育む。
授業の進め方・方法:
理解を深めるために演習や演示実験も行う。
問題集を自宅における自学自習に活用すること。
場合に応じて宿題を課す。
注意点:
【事前学習】
・教科書の該当する授業範囲を読み、前回の授業内容を復習して次の授業に臨むこと。
・ものづくり実験実習Cに関わる内容もあるので注意すること。
・定期試験は直近の学習範囲を中心に、既学習範囲から重要事項を出題する。
【評価方法・評価基準】
・試験結果(90%)課題(10%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
・物質に関する化学的な基本概念、原理、法則、化学用語、化学式・化学反応式の活用、物質の性質、反応、物質の量的関係の理解の程度を評価する。
・総合成績60点以上を単位修得とする。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
化学と人間の生活 |
化学を学習する意義を理解できる。
|
2週 |
物質の探求 |
物質の分類、分離、物質の状態について理解できる。
|
3週 |
原子の構造と元素の周期表 |
原子の構造、元素の分類方法、元素の周期表を理解できる。
|
4週 |
原子の構造と元素の周期表 |
原子の構造、元素の分類方法、元素の周期表を理解できる。
|
5週 |
化学結合 |
様々な化学結合のしくみと性質、物質の成り立ちについて理解できる。
|
6週 |
化学結合 |
様々な化学結合のしくみと性質、物質の成り立ちについて理解できる。
|
7週 |
化学結合 |
様々な化学結合のしくみと性質、物質の成り立ちについて理解できる。
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
原子量・分子量・式量 |
物質の相対質量である原子量、分子量、式量が理解できる。
|
10週 |
物質量 |
物質の量について考える方法である物質量が理解できる。
|
11週 |
物質量 |
物質の量について考える方法である物質量が理解できる。
|
12週 |
物質量 |
物質の量について考える方法である物質量が理解できる。
|
13週 |
溶液の濃度 |
物質量を用いた溶液の濃度が計算できる。
|
14週 |
化学反応式 |
化学反応式を書くことができる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
まとめ |
前期の内容を理解できる
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
物質量と化学反応式 |
化学反応式から物質の量の関係を計算できる。
|
2週 |
物質量と化学反応式 |
化学反応式から物質の量の関係を計算できる。
|
3週 |
酸と塩基、pH |
酸と塩基が理解でき、水溶液のpHが計算できる。
|
4週 |
酸と塩基、pH |
酸と塩基が理解でき、水溶液のpHが計算できる。
|
5週 |
中和反応と中和滴定 |
中和反応が理解でき、中和滴定で酸、塩基の水溶液の濃度を求めることができる。
|
6週 |
中和反応と中和滴定 |
中和反応が理解でき、中和滴定で酸、塩基の水溶液の濃度を求めることができる。
|
7週 |
酸化と還元 |
酸化還元反応が理解できる。物質中の元素の酸化数が計算できる。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
酸化と還元 |
酸化還元反応が理解できる。物質中の元素の酸化数が計算できる。
|
10週 |
酸化と還元 |
酸化還元反応が理解できる。物質中の元素の酸化数が計算できる。
|
11週 |
金属のイオン化傾向 |
金属のイオン化傾向と化学反応の関係が理解できる。
|
12週 |
金属のイオン化傾向 |
金属のイオン化傾向と化学反応の関係が理解できる。
|
13週 |
電池と電気分解 |
電池と電気分解のしくみが理解でき、電気量と物質の量を計算できる。
|
14週 |
電池と電気分解 |
電池と電気分解のしくみが理解でき、電気量と物質の量を計算できる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
まとめ |
後期の内容を理解できる
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 3 | |
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。 | 3 | |
物質が原子からできていることを説明できる。 | 3 | |
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | |
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | |
純物質と混合物の区別が説明できる。 | 3 | |
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。 | 3 | |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | |
水の状態変化が説明できる。 | 3 | |
物質の三態とその状態変化を説明できる。 | 3 | |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 | 3 | |
同位体について説明できる。 | 3 | |
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。 | 3 | |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 3 | |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 3 | |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 3 | |
イオン結合について説明できる。 | 3 | |
イオン結合性物質の性質を説明できる。 | 3 | |
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。 | 3 | |
共有結合について説明できる。 | 3 | |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 3 | |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 3 | |
金属の性質を説明できる。 | 3 | |
原子の相対質量が説明できる。 | 3 | |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 3 | |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 3 | |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。 | 3 | |
中和滴定の計算ができる。 | 3 | |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | |
イオン化傾向について説明できる。 | 3 | |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 3 | |
ダニエル電池についてその反応を説明できる。 | 3 | |
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。 | 3 | |
一次電池の種類を説明できる。 | 3 | |
二次電池の種類を説明できる。 | 3 | |
電気分解反応を説明できる。 | 3 | |
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。 | 3 | |
ファラデーの法則による計算ができる。 | 3 | |