基礎数学ⅠA

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学ⅠA
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 【教科書】新基礎数学(著者:高遠節夫 他,発行:大日本図書),【問題集】新基礎数学問題集(著者:高遠節夫 他,発行:大日本図書)
担当教員 佐藤 一樹

到達目標

①整式の計算ができる。
②分数式や実数・複素数の計算ができる。
③基本的な方程式を解くことができる。
④基本的な不等式を解くことができる。また、集合と命題についての基本的な計算ができる。

【教育目標】C

【キーワード】整式, 因数分解, 剰余の定理, 実数, 複素数, 高次方程式, 連立方程式, 恒等式, 不等式, 集合, 命題, 証明

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
整式の計算ができる。整式の基本的な計算ができる。また、剰余の定理を用いた応用問題が解ける。整式の加減乗など基本的な計算ができる。整式の加減乗など基本的な計算ができない。
分数式や実数・複素数の計算ができる。分数式の計算ができる。また、実数・複素数の概念を理解し、応用問題が解ける。分数式の基本的な計算ができる。また、実数・複素数に関する基本問題が解ける。分数式の基本的な計算ができない。実数・複素数に関する基本的な計算ができない。
基本的な方程式を解くことができる。高次方程式や連立方程式が解ける。また、恒等式の証明ができ、応用問題が解ける。基本的な高次方程式や連立方程式が解ける。また、恒等式の基本的な証明問題が解ける。高次方程式・連立方程式が解けない。また、恒等式の基本的な証明問題が解けない。
基本的な不等式を解くことができる。また、集合と命題についての基本的な計算ができる。様々な不等式を解いたり、不等式の証明ができる。また、集合の概念を理解し、命題の真偽を調べたり証明することができる。基本的な不等式を解き、不等式の証明ができる。また、集合・命題についての基本問題が解ける。基本的な不等式が解けない、また、不等式の証明ができない。集合、命題に関する基本問題が解けない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中学校で学んだ数学を基礎に, 工学を学ぶ上で必要となる数学を理解するための基本的な数学の概念や計算方法を学ぶ. 特に, 代数的な基礎知識を修得する.
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿って進めるが,必要に応じて問題集を用いて演習を行う.
注意点:
授業内容を理解するために, 予習・復習は必須である. この科目は高専における数学を学習する上で基礎となる. 式の計算や方程式を解くことができなければ, 数学のみならず工学を学ぶ上でも支障がある.

【事前学習】
 「授業計画」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと.また,ノートの前回の授業部分を復習しておくこと.

【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する. 成績不振者に対しては, 課題等の提出を条件に再試験を行うことがある. 詳細は第1回目の授業で告知する. 数と式の計算, 方程式や不等式の解法や証明などの理解度を評価する. 総合成績60点以上を単位修得とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 整式の計算 整式の和・差・積が求められる
2週 整式の計算 整式の因数分解ができる
3週 整式の計算 整式の除法ができる
4週 整式の計算 剰余の定理・因数定理を用いることができる
5週 いろいろな数と式 分数式の計算ができる
6週 いろいろな数と式 実数・複素数の計算ができる
7週 中間試験
8週 方程式 2次方程式が解け, 解と係数の関係を用いて計算ができる
2ndQ
9週 方程式 高次方程式・連立方程式が解ける
10週 方程式 恒等式を理解し, 証明ができる
11週 不等式 1次不等式・2次不等式が解ける
12週 不等式 不等式の証明ができる
13週 不等式 集合の計算ができる
14週 不等式 命題の真偽を調べ, 証明することができる
15週 期末試験
16週 まとめ 前期の内容を理解することができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

前期中間試験前期期末試験合計
総合評価割合5050100
整式の計算・いろいろな数と式50050
方程式・不等式05050