化学ⅠB

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 化学ⅠB
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書、参考書:化学基礎(竹内敬人 他、東京書籍)、リードα化学基礎+化学(数研出版編集部、数研出版)、ニューレッツトライノート化学基礎vol.2(東京書籍編集部、東京書籍)、ニューレッツトライノート化学基礎vol.3(東京書籍編集部、東京書籍)、フォトサイエンス化学図録(黒杭清治、数研出版)
担当教員 本間 俊将,冨永 陽子

到達目標

物質の構成、性質、変化について、基本的な概念や原理・法則を理解し、原子、分子の立場で考察する能力や探究心を育む。
【教育目標】C

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
物質量と化学反応式について理解 することができる。原子量・分子量・式量、物質量、 溶液の濃度化学反応式とその量的 関係について説明でき、関連する 基本問題、応用問題を解くことが できる。原子量・分子量・式量、物質量、 溶液の濃度化学反応式とその量的 関係について説明でき、関連する 基本問題を解くことができる。原子量・分子量・式量、物質量、 溶液の濃度化学反応式とその量的 関係について理解できず、関連す る基本問題を解くことができない 。
酸と塩基について理解することが できる。酸と塩基について基本事項を説明 でき、関連する基本問題、応用問 題を解くことができる。酸と塩基について基本事項を説明 でき、関連する基本問題を解くこ とができる。酸と塩基の基本事項について理解 できず、関連する基本問題を解く ことができない。
酸化還元反応について理解するこ とができる。酸化還元反応について基本事項を 説明でき、関連する基本問題、応 用問題を解くことができる。酸化還元反応について基本事項を 説明でき、関連する基本問題を解 くことができる。酸化還元反応の基本事項について 理解できず、関連する基本問題を 解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物質の構成、性質、変化について、基本的な概念や原理・法則を理解し、原子、分子の立場で考察する能力や探究心を育む。
授業の進め方・方法:
理解を深めるために演習や演示実験も行う。
自学自習には、問題集を活用する。
場合に応じて宿題を課す。
注意点:

【事前学習】
・教科書の該当する授業範囲を読み、前回の授業内容を復習して次の授業に臨むこと。
・ものづくり実験実習Cに関わる内容もあるので注意すること。
・定期試験は直近の学習範囲を中心に、既学習範囲から重要事項を出題する。

【評価方法・評価基準】
・試験結果(90%)課題(10%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
・物質に関する化学的な基本概念、原理、法則、化学用語、化学式・化学反応式の活用、物質の性質、反応、物質の量的関係の理解の程度を評価する。
・総合成績60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 物質量と化学反応式 化学反応式から物質の量の関係を計算できる。
2週 酸と塩基、pH 酸と塩基が理解でき、水溶液のpHが計算できる。
3週 酸と塩基、pH 酸と塩基が理解でき、水溶液のpHが計算できる。
4週 中和反応と中和滴定 中和反応が理解でき、中和滴定で酸、塩基の水溶液の濃度を求めることができる。
5週 中和反応と中和滴定 中和反応が理解でき、中和滴定で酸、塩基の水溶液の濃度を求めることができる。
6週 酸化と還元 酸化還元反応が理解でき、物質中の元素の酸化数が計算できる。
7週 酸化と還元 酸化還元反応において、酸化剤と還元剤のはたらきを理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 酸化と還元 酸化還元反応において、酸化剤と還元剤のはたらきを理解できる。。
10週 金属のイオン化傾向 金属のイオン化傾向と化学反応の関係が理解できる。
11週 金属のイオン化傾向 金属のイオン化傾向と化学反応の関係が理解できる。
12週 電池と電気分解 電池と電気分解のしくみが理解できる。
13週 電池と電気分解 電池と電気分解のしくみが理解でき、電気量と物質の量を計算できる。
14週 電池と電気分解 電池と電気分解のしくみが理解でき、電気量と物質の量を計算できる。
15週 期末試験
16週 まとめ 後期の内容を理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3
中和滴定の計算ができる。3
酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合9010100
総合評価9010100
専門的能力000
分野横断的能力000