到達目標
①和の法則,積の法則,順列,組合せ等を用いて場合の数を求めることができる.
②平面ベクトルと空間ベクトルおよびその内積の概念を理解し,関連する問題が解ける.
③行列と行列式の概念を理解し,その計算ができる.
【教育目標】C
【キーワード】和の法則,積の法則,順列,組合せ,二項定理,平面ベクトル,空間ベクトル,内積,直線の方程式,平面の方程式,球面の方程式,行列,転置行列,逆行列,階数,行列式,
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
和の法則,積の法則,順列,組合せ等を用いて場合の数を求めることができる. | 和の法則、積の法則、組み合わせ等を用いて、様々な場合の数を求めることができる。 | 和の法則、積の法則、組み合わせ等を用いて、基本的な場合の数を求めることができる。 | 和の法則、積の法則、組み合わせ等を用いて、基本的な場合の数を求めることができない。 |
平面ベクトルと空間ベクトルおよびその内積の概念を理解し,関連する問題が解ける | 平面ベクトルと空間ベクトルの概念を理解し、その内積を利用して幾何学的な問題に応用して解くことができる。 | 平面ベクトルと空間ベクトルの概念を理解し、その内積に関する基本的な計算ができる。 | 平面ベクトルと空間ベクトルの概念を理解し、その内積に関する基本的な計算ができない。 |
行列と行列式の概念を理解し,その計算ができる | 行列と行列式の概念を理解し、それを応用して線形代数の問題が解ける。 | 行列と行列式の概念を理解し、その基本的な計算ができる。 | 行列と行列式の概念を理解し、その基本的な計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第4週までは数学的に物事を数え上げる方法を学習する(基礎数学Ⅰ・Ⅱの教科書を使用).以降は,平面・空間ベクトルおよび行列の基本的な性質や計算方法を理解し,行列を用いた連立方程式の解法,行列式の計算方法を習得する.
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿って進める.必要に応じてプリント・問題集等で演習問題を補充する.
注意点:
内容を理解し,専門科目で応用できる知識を定着させるために,予習・復習は必須である.1年で学んだ基礎数学Ⅰ・Ⅱの内容を基礎とするため,よく復習しておくこと.
【事前学習】
「授業計画」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと.また,ノートの前回の授業部分を復習しておくこと.
【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)で評価する.詳細は第1回目の授業で告知する.また,自学自習を支援するため,必要に応じて課題等の提出を求める.課題の提出状況によっては,再試験の受験を認めない場合があるので,注意すること.線形代数Ⅰの内容に関する全般的な理解度を評価し,総合成績60%以上を単位修得とする.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
場合の数,順列,階乗 |
順列,階乗等を用いて場合の数を計算できる.
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2週 |
組合せ,いろいろな順列, |
組合せ,円順列,重複順列などを用いて場合の数を計算できる.
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3週 |
二項定理 |
二項定理を用いて展開の計算ができる.
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4週 |
問題演習 |
基本問題・応用問題を解くことができる.
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5週 |
平面ベクトルの演算 |
平面ベクトルの和・差・定数倍を計算できる.
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6週 |
ベクトルの成分,ベクトルの内積 |
平面ベクトルの内積を計算できる.
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
ベクトルの平行と垂直 |
ベクトルの平行条件・垂直条件を理解できる.
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2ndQ |
9週 |
ベクトルの図形への応用 |
ベクトルを利用して図形問題を解くことができる.
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10週 |
直線のベクトル方程式 |
直のベクトル方程式を理解できる.
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11週 |
ベクトルの線形独立 |
平面ベクトルの線形独立性を理解できる.
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12週 |
空間座標,ベクトルの成分 |
空間ベクトルの成分表示が理解できる.
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13週 |
空間ベクトルの内積 |
空間ベクトルの内積を理解できる.
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14週 |
直線の方程式 |
空間における直線の方程式を理解できる.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
まとめ |
前期の内容を理解することができる.
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後期 |
3rdQ |
1週 |
平面の方手式,球面の方程式 |
平面の方程式,球面の方程式を理解できる.
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2週 |
空間ベクトルの線形独立 |
空間ベクトルの線形独立性を理解できる.
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3週 |
行列の定義,和・差・定数倍 |
行列の定義を理解し,和・差などを計算できる.
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4週 |
行列の積 |
行列の積を計算できる.
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5週 |
転置行列 |
転置行列の性質を理解できる.
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6週 |
逆行列 |
正方行列の逆行列を求めることができる.
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
消去法 |
消去法を用いて連立方程式を解ける.
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4thQ |
9週 |
逆行列と連立1次方程式 |
基本変形を用いて逆行列を求めることができる.
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10週 |
行列の階数 |
行列の階数を求めることができる.
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11週 |
行列式の定義 |
行列式の定義を理解できる.
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12週 |
行列式の性質 |
基本性質を利用して行列式を計算できる.
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13週 |
行列の積の行列式 |
行列の積の行列式を計算できる.
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14週 |
問題演習 |
基本問題・応用問題を解くことができる.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
まとめ |
後期の内容を理解することができる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。 | 2 | |
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。 | 2 | |
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。 | 2 | |
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。 | 2 | |
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。 | 2 | |
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。 | 2 | |
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。 | 2 | |
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。 | 2 | |
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。 | 2 | |
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。 | 2 | |
評価割合
| 前期中間試験 | 前期期末試験 | 後期中間試験 | 後期期末試験 | 合計 |
総合評価割合 | 25 | 25 | 25 | 25 | 100 |
場合の数 | 20 | 0 | 0 | 0 | 20 |
ベクトル | 5 | 25 | 5 | 0 | 35 |
行列と行列式 | 0 | 0 | 20 | 25 | 45 |