国語ⅡB

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語ⅡB
科目番号 0017 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 精選現代文B 新編古典B
担当教員 渡邉 美希,中崎 和博

到達目標

日本語の文章を正確に解釈し、目的に即して日本語で表現できる。現代文だけでなく、古文にも親しみ教養として日本文化の一端に触れることを目標とする。
教育目標:B,E

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代文の細やかな表現に目を配り、文章を正確に読解することが出来る現代文の細やかな表現に目を配り、文章をある程度読解することが出来る現代文の細やかな表現に目を配り、文章を読解することができない
評価項目2様々な日本古典について、時代背景を踏まえて内容を正確に理解できる様々な日本古典について、時代背景を踏まえて内容をある程度理解できる様々な日本古典について、時代背景を踏まえた内容理解ができない
評価項目3それぞれの作品について考えたことを自らの言葉で正確に表現できるそれぞれの作品について考えたことを表現できるそれぞれの作品について考えたことを表現できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教科書、プリントを中心に、様々な作品を読解することで、日本語の表現の多彩さを理解し、自らの考えを論述できることを目指す。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に講義をするが、グループワークなども交えて意見の交換を行う。
コメントペーパーや、作品ごとに課題を課す。
注意点:
評価方法・評価基準:定期試験により、作品の理解度と日本語表現力を問う。作品ごとの課題、コメントペーパーも評価する。
事前学習:取り上げる作品には事前に目を通し、分からない語句については辞書を引いて調べておくこと。
持参するもの:教科書、ノート。配布したプリントは各自保管し、必ず持参すること。国語辞書があると授業の助けになるので持参すると良い。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 漢文を読む1-1 漢文訓読のルールを理解し、文章の概要を把握できる
2週 漢文を読む1-2 「知音」という故事成語の成り立ちを理解できる
3週 古文を読む1-1 『竹取物語』の成り立ちや後世への影響を理解できる
4週 古文を読む1-2 歴史的仮名遣いを理解し、作品の概要を把握することができる
5週 古文を読む1-3 当時の文化的背景なども踏まえつつ、作品世界を理解できる
6週 古文を読む1-4 映像化された古典作品を鑑賞し、原文との違いを理解できる①
7週 古文を読む1-5 映像化された古典作品を鑑賞し、原文との違いを理解できる②
8週 課題作成 古典作品と現代における作品の解釈について、自身の見解を論述することができる
4thQ
9週 小説を読む1-1 漢文的な表現に慣れ、語句の意味や文章構成を把握できる。
10週 小説を読む1-2 主人公の心情を追い、物語の概要を理解できる。
11週 小説を読む1-3 主人公が今の姿になった経緯を文脈に即して理解できる。
12週 小説を読む1-4 漢文訓読のルールに則り、作品内に出てくる漢詩を理解し、作品内での意味を理解することができる。
13週 小説を読む1-5 『人虎伝』との違いを理解できる
14週 小説を読む1-6 作品の主題を理解し、現在の自分の生活との結びつきを考えることができる
15週 定期試験
16週 まとめ これまでの授業を総括し学習内容を確認できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。2
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2

評価割合

試験70課題30相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000