概要:
倫理学の根本問題の一つは「善く生きる」とは何かを探求することである。この問題意識のもとで、身近な事象や現代的な社会問題を取り上げながら、西洋倫理思想からの解説を試みる。それを通じて、受講者には自分自身の「善き生」を考えてもらう。
授業の進め方・方法:
主に講義形式で授業を進める。適宜、問題演習の時間を設ける。
注意点:
【事前学習・履修上の注意点】配布プリントを事前に読み、前回の授業内容等を振り返っておくこと。問題演習の時間を設けるので、学習内容の復習をしっかりと行っておくこと。
【評価方法・評価基準】試験結果100%で評価する。詳細は第一回目の授業で告知する。哲学者の倫理思想を中心とした基本事項の理解の程度を評価する。中間試験および期末試験の総合成績60点以上で単位取得とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 2 | 前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後13 |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 2 | 前12,後1 |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 2 | 後14 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 1 | 後6 |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 1 | 後6 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 2 | 後5 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 2 | 後5 |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | 様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 2 | 前11,前12,前13,前14,後3,後4 |