科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 美術
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高校生の美術1(日本文教出版)
担当教員 及川 武芳

到達目標

創造的な作品制作を通して豊かな感性を育て、創造する喜びを味わうとともに、ものづくりのための探求心を養う。また、自己の意図、心情を表現するため、表現方法の基礎能力を養うと共に、鑑賞活動を通し、芸術文化についての理解を深め、豊かな情操を養う。
【教育目標】B  

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1 創造性豊かな創造性がある。ある程度の創造性がある。創造性がみられない。
評価項目2 感受性豊かな感受性がある。ある程度の感受性がある。感受性がみられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
創造的な作品制作を通して豊かな感性を育て、創造する喜びを味わうとともに、ものづくりのための忍耐を養う。また、自己の意図、心情を表現するため、表現方法の基礎能力を養う。鑑賞を通し作品の良さ、美しさを感じ、それぞれの個性を発見すると共に、芸術文化の理解を深める。
授業の進め方・方法:
美術の幅広い創造活動を通じ基礎的な造形力を養う。作品制作を主とし、基本的内容を踏まえ、より良い作品にするために繰り返し工夫する。毎時間の積み重ね、取り組みを大切にする。授業内での完成を目指し、未完成の作品がないよう努力させる。鑑賞の際は指定されたレポートを提出すること。
注意点:
授業の内容は課題毎ごとに授業内で告知する。道具の取り扱い方を理解し、準備、後片付け等、丁寧に行われていたか。
【事前学習】授業開始前に取り扱う画材や道具を準備しておく。
【評価方法・評価基準】課題100%(出席、授業態度含む)で評価する。詳細は課題ごとに授業で告知する。完成作品の提出状況、時間内にやるべきことをこなし、積み重ねていくことを評価する。授業内での完成を目指し、未完成の作品がないよう努力させる。総合成績60点以上を単位修得とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択必修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 美術オリエンテーション     デザイン 美術への興味関心を持ち、授業の流れや受け方、態度について理解できたか。
2週 デザイン①レタリング 下描き レタリングの特性を理解し、文字を美しく下描きできたか。
3週 ②レタリング 溝引き、彩色 溝引きの技術を理解し、美しく彩色できたか。
4週 ③レタリング 仕上げ、鑑賞 丁寧に完成させ、自己評価や他者の作品の良さを感じ取ることができたか。
5週 絵画 鉛筆デッサン デッサンの仕方を学び、その素晴らしさを理解すると共に、デッサンの基本を学ぶことができたか。
6週 ①石膏デッサン 石膏像のとらえ方、見る位置を決め、大きく対象をとらえることができたか。
7週 ②石膏デッサン  構図を理解し、バランスよく下描きできたか。ハッチングの方法を学び、活用できたか。
8週 ③石膏デッサン  鉛筆の濃淡表現で石膏像の立体をとらえることができたか。
2ndQ
9週 ④石膏デッサン よく観察し、全体の調子を整え表現できたか。
10週 ⑤石膏デッサン 完成、鑑賞 対象と空間を感じ表現し、完成させることができたか。自己評価できる。
11週 デザイン 商業デザイン 商業デザインを理解し、伝達デザインの基礎を理解できたか。
12週 ①ラベルづくり 発想 商品のラベルを想定し、アイディアを構成できたか。
13週 ②ラベルづくり 彩色 効果的な彩色ができたか。自己評価できる。  
14週 鑑賞 課題設定 図書館等にて、美術につての疑問を課題として設定できたか。
15週 鑑賞 探求、まとめ コンピュータ等を使い、調べ学習をし、課題解決のまとめができたか。
16週
後期
3rdQ
1週 彫刻 ①抽象立体造形 素材(スタイロフォーム)の特性を理解し、彫刻の美しさや意図性を感じることができたか。
2週 ②抽象立体造形 発想 テーマを設定し、抽象形中心の発想ができたか。
3週 ③抽象立体造形 カービング 大まかなカービング作業ができたか。
4週 ④抽象立体造形 カービング 構想にしたがった丁寧な制作ができたか。
5週 ⑤抽象立体造形 完成、鑑賞 触覚を大事に完成させることができたか。自己と他の作品を鑑賞し、その良さを感じ取れたか。
6週 絵画 アクリル絵具 ①自画像 自画像の表現方法を理解し、アクリル絵具の特性を生かし、構想することができたか。
7週 ②自画像 下絵 自分らしさを探求しながら、構図を決め、下絵制作を進めることができたか。
8週 ③自画像 下絵 細部までこだわり下絵を完成することができたか。
4thQ
9週 ④自画像 彩色 全体の調子を整えながら、軽く着色できたか。
10週 ⑤自画像 彩色 多くの彩色方法を理解し、効果的な自分らしい彩色ができたか。  
11週 ⑥自画像 彩色 重ね塗りやぼかし技法など、意図に合った表現になるよう彩色できたか。
12週 ⑦自画像 完成、鑑賞 自画像制作を完成させることができたか。自己評価できる。
13週 工芸 竹細工 ①竹とんぼ 工芸への関心を深められたか。道具の取り扱い方や素材の特性を理解できたか。
14週 工芸 ②竹とんぼ 安全に注意し、制作を進めることができたか。
15週 工芸 ③竹とんぼ まとめ  自己と他の作品を鑑賞し、それぞれの良さを感じ取れたか。これまでの1年間の学習を振りかえる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

制作(出席、態度含む)作品(レポート含む)合計
総合評価割合6040100
評価割合6040100