課題研究Ⅰ(フランス語)

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 課題研究Ⅰ(フランス語)
科目番号 0038 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:澤田直ほか『アミカルマン〈プリュス〉』駿河台出版社、2018。仏和辞書:『ル・ディコ』、『プチ・ロワイヤル』、『クラウン』など初学者向けの辞書。
担当教員 玉田 優花子

到達目標

1)基礎的なフランス語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を身につけ、簡単な挨拶や自己表現ができるようになる。
2)履修者同士で積極的にコミュニケーションを取り、協働して課題を解決できるようになる。
3)フランスの社会・文化についての知見を得、自分自身を客観的な視座から捉えられるようになる。

【教育目標】A

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優) 標準的な到達レベルの目安(良) 未到達レベルの目安(不可)
1)基礎的なフランス語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を身につけ、簡単な挨拶や自己表現ができるようになる。基礎的なフランス語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を身につけ、簡単な挨拶や自己表現をすることができる。 基礎的なフランス語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を身につけ、簡単な挨拶や自己表現をすることが、一定程度できる。 基礎的なフランス語の4技能(読む・書く・聞く・話す)が身につかず、簡単な挨拶や自己表現をすることが、殆どできない。
2)履修者と積極的にコミュニケーションを取り、協働して課題を解決できるようになる。履修者と積極的にコミュニケーションを取り、協働して課題を解決することができる。 履修者と積極的にコミュニケーションを取り、協働して課題を解決することが、一定程度できる。 履修者と積極的にコミュニケーションを取ることができず、協働して課題を解決することが、殆どできない。
3)フランスの社会・文化についての知見を得、自分自身を客観的な視座から捉えられるようになる。 フランスの社会・文化についての知見を得、自分自身を客観的な視座から捉えることができる。 フランスの社会・文化についての知見を得、自分自身を客観的な視座から捉えることが、一定程度できる。 フランスの社会・文化についての知見が得られず、自分自身を客観的な視座から捉えることが、殆どできない。

学科の到達目標項目との関係

 教育目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語・日本語の体系と比較しながら、実用的な会話文が載った教科書に沿って、フランス語の基礎を学びます。毎回、ペアやグループでの活動も含まれます。また本科目では、季節に合った音楽等を素材として、フランスの社会・文化の様相も適宜紹介します。
授業の進め方・方法:
1コマは演習パートと講義パートによって構成されます。演習パートではペアやグループで課題の答え合わせを行います。講義パートでは新しい文法項目の解説をしながら、会話文の読解を行います。最後にペアやグループで会話文の発音練習をし、授業終了後にはコメントペーパーに感想や質問等を寄せて頂き、次回冒頭に紹介・回答します。
注意点:
仏和辞典の購入は必須です。紙のものを推奨しますが、電子辞書も許容します。第2回授業において辞書を3種類ほど推薦し、それぞれの特徴を紹介するので、第4回授業の事前学習までに、自分に合ったものを必ず購入すること。

【事前学習・事後学習】
事前学習としては、次回扱う例文(会話文)の英訳もしくは邦訳を作成し、音源で発音も確認しておきましょう。事後学習としては、文法を定着させるための課題に取り組みましょう。

【評価方法・評価基準】
試験点:平常点=6:4
100点法で評価を行います。試験点は計60点で、中間試験・期末試験それぞれを30点満点とします。平常点は計40点で、授業参加姿勢・課題への取り組みを25点分、各回終了後のコメントペーパーの内容を15点分として評価します。
総合成績60点以上で単位取得とします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーションと自己紹介 ◆フランス語(ないしは外国語/言葉)を学ぶことの内的な動機と外的な意義について自分なりにまとめ、今の新鮮な気持ちをメモする。
◆フランス語で「こんにちは、○○です。よろしくお願いします」を言うことができる。
2週 辞書の引き方、楽しみ方 ◆手元(自宅)の英和辞典や国語辞典と照らし合わせ、普段から辞書をどのくらい「活用」できているか振り返る。
◆第4回の授業準備までに自分に合った辞書を検討・購入し、あらゆるページを捲って眺めたり読んだりしてみる。
3週 綴字と発音 ◆イラストを見ながら、日本語になったフランス語を、フランス語的に正しく発音することができる。
◆国際音声記号にある程度慣れる。
◆知っているフランス語を辞書で確認し、発音してみることで、カタカナ読みからの脱却を図れている。
4週 第1課の1 講義 パン屋での会話(p. 8) ◆日本語には訳せない呼称について理解できる。
◆不定冠詞、定冠詞が理解できる。
◆名詞の性という概念が理解できる。
5週 第1課の1 演習
第1課の2 講義 カルティエ・ラタンでの会話(p. 10)
◆敬語とタメ語の別が理解できる。
◆主語人称代名詞、前置詞と定冠詞の縮約が理解できる。
6週 第1課の2 復習
第2課の1 講義 カフェでの会話(p. 16)
◆3種類の疑問文、形容詞の位置と性数一致、人称代名詞の強勢形が理解できる。
7週 第2課の1 演習
第2課の2 講義 ジョンの噂をしている会話(p. 18)
◆ナタリーの価値観に共感するかどうか、自分の立場を表現できる。
◆否定文が理解できる。
8週 中間試験
プチ講義「フランス語とジェンダー」
◆綴字と発音、ならびに第1~2課の全ての内容が理解できている。
◆社会的なジェンダー問題と、男女二元論的な(フランスの)フランス語文法における問題について理解し、コメントペーパーで自分の意見を簡単に述べることができる。
4thQ
9週 中間試験の返却と解説
第3課の1 講義 ブティックでの会話(p. 24)
◆第1群規則動詞、指示形容詞が理解できる。
10週 第3課の1 演習
第3課の2 講義 アキとナタリーの会話(p. 26)
◆フランスの食文化についての理解を深めることができる。
◆第2群規則動詞、所有形容詞、部分冠詞が理解できる。
11週 第3課の2 演習
第4課の1 講義 タクシーでの会話(p. 32)
◆不規則動詞aller、venir、faireの活用が理解できる。
◆近接未来、近接過去が理解できる。
12週 第4課の1 演習
第4課の2 講義 モンパルナス駅着までの会話(p. 34)
◆命令法を理解し、その訳し方を工夫することができる。
13週 第4課の2 演習
第5課の1 講義 レストランでの会話(p. 40)
◆フィリップはボケているのか、それともあざといのか、自分なりに会話文のニュアンスが理解できる。
◆直接目的語(人称代名詞の場合)、比較級が理解できる。
14週 第5課の1 演習
第5課の2 講義 店員さんとの会話(p. 42)
◆なぜ二人の折衷案がブルゴーニュワインなのか理解できる。
◆間接目的語(人称代名詞の場合)、最上級が理解できる。
15週 期末試験
プチ講義「アフリカ・カナダのフランス語」
◆第3~5課の全ての内容が理解できている。
◆アフリカ・カナダのフランス語の様相を理解し、フランスのフランス語と比較して、コメントペーパーで自分の意見を簡単に述べることができる。
16週 期末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験点平常点合計
総合評価割合6040100
評価割合6040100