科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 文学
科目番号 0060 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 加藤周一著『日本文学史序説』(上・下) ちくま学芸文庫
担当教員 中崎 和博

到達目標

日本文学の歴史を知ることで、日本人が、日本の政治や文化が、文学とどのように結びついているのか理解することができる。
教育目標B 学習・教育到達目標B-2

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本文学の歴史的展開を多角的に理解することができる。日本文学の歴史的展開をおおよそ理解することができる。日本文学の歴史的展開を理解することができない。
評価項目2日本文学の歴史を、政治や文化などと結びつけて総合的に理解することができる。日本文学の歴史を、おおよそ理解することができる。日本文学の歴史を理解することができない。
評価項目3授業の内容を踏まえ、自らの疑問や着眼点について調査し、根拠を持って自らの考えを論述できる。授業の内容を踏まえ、自らの疑問や着眼点について自らの考えを論述できる。授業の内容を踏まえ、自らの疑問や着眼点について自らの考えを論述することができない。

学科の到達目標項目との関係

 教育目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本文学の歴史を、その役割、歴史的発展の型、言語とその表記、社会的背景、世界観的背景等々に着目して学びながら、様々な特徴を理解し、特徴相互の連関について考える。また、文学史上の転換期である近世の文学についても学び、理解を深める。
授業の進め方・方法:
毎時間ワークシートを配布し、講義形式で進める。配布されたワークシートを埋めながら講義内容を理解する。
注意点:
評価方法・評価基準:試験と課題の内容で評価する。作品や歴史的背景への正確な理解が示されていることに加え、自らの意見が明確に論述されていることを評価基準とする。また、授業ごとに課題、ワークシートを課す。授業に主体的に参加し、自ら感じたこと、疑問に思ったことを記述できていることを評価する。
事前学習:自分の興味のある事柄について、書物やインターネットなどで調べてみる。
持参するもの:プリントを配布するので各自保管・持参すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 日本文学の役割について 授業の目標と学習の仕方を理解することができる。日本文学の歴史について意識的に考える。
2週 日本文学の歴史的発展の型について 日本文学の発展のしかたについて理解できる。
3週 日本文学における言語とその表記について 日本文学史において言語がどのようにかかわってきたかを理解できる。
4週 日本文学の社会的背景について 日本文学における社会的背景を理解できる。
5週 日本文学の世界観的背景について 日本文学における世界観的背景を理解できる。
6週 日本文学の世界観的背景について 日本文学における世界観的背景を理解できる。
7週 日本文学の特徴相互の連関について 日本文学の特徴を理解し、その特徴が相互にどのようにかかわってくるかを考えられる。
8週 日本文学の特徴相互の連関について 日本文学の特徴を理解し、その特徴が相互にどのようにかかわってくるかを考えられる。
4thQ
9週 日本文学史上の第三の転換点について 課題に沿ってワークシートそ完成し期限内に提出できる。
10週 西洋との接触について 江戸時代の西洋との関係を理解できる。
11週 初期の徳川政権と知識人について 江戸時代の政治と知識人について理解できる。
12週 本阿弥光悦とその周辺について 本阿弥光悦とその周辺の人々について理解できる。
13週 大衆の涙と笑いについて 江戸時代の庶民の文化について理解できる。
14週 元禄文化について 江戸時代の元禄文化について理解できる。
15週 宋学の日本化について 各時代にあらわれる外来のものの日本化を理解できる。
16週 宋学の日本化について 各時代にあらわれる外来のものの日本化を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験70レポート30相互評価態度ポートフォリオ発表合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000