到達目標
①歴史学の学的視点と方法論とを学習する。
②史料・資料からどのように「歴史」が導かれるのかを学び、中国史の諸相を具体的な資料から考える。
【教育目標 】B
【キーワド 】歴史学、資料論、時代区分、仏教、文芸資料
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1歴史資料の理解 | 歴史資料について具体的な説明ができる | 歴史資料について一定の説明ができる | 歴史資料についてほとんど説明ができない |
評価項目2中国史史料の理解 | 中国史の史料について具体的な説明ができる | 中国史の史料について一定の説明ができる | 中国史の史料についてほとんど説明ができない |
評価項目3歴史学的な認識と理解 | 歴史資料を通じて社会や文化について考えることができる | 歴史資料を通じて社会や文化について知ることができる | 歴史資料から社会や文化についてほとんど知ることができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
歴史学の学的視点と方法論とを中国史の具体像を通して学習する。「歴史」が史料・資料からどのように考察されるのかを理解し、また中国文化の歴史的な具体像を資料から考えることを学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義は主にプリントによって行う。教科書は実質的にはサブテクストであり、予習として関連する部分を読了しておくことが必要である。グループ討論などによって理解の確認・深化を図るので一人一人が自分自身の考えを示すことができるよう努力すること。
注意点:
歴史学の方法論を踏まえた考察と、その具体的な成果としての中国史の理解の程度を評価する。
【事前学習 】
教科書、プリントの資料を前もって読んでおくことが要求される。
【評価方法・基準 】
レポートあるいは試験[受講者数によって決定します](100%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。総合成績60点以上を単位修得とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
はじめに 授業の構成と学び方 |
授業の概要と学習方法が理解できる
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2週 |
現代歴史学と諸学問の関係と体系 |
現代歴史学の状況と諸学問との関係を理解できる
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3週 |
戦後歴史学とその特徴(1) |
社会経済史の流行と社会史ブームの背景を理解できる
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4週 |
戦後歴史学とその特徴(2) |
社会経済史の流行と社会史ブームの背景を理解できる
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5週 |
現代歴史学における資料 |
現代歴史学における資料の多様性と多義性を理解できる
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6週 |
史と史料・資料 中国史における正史・史書・史料・資料 |
中国の歴代正史について理解できる
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7週 |
史書と史料・資料 中国史における正史・史書・史料・資料 |
中国の歴代正史について理解できる
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8週 |
史書と史料・資料 中国史における正史・史書・史料・資料 |
中国の歴代正史について理解できる
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2ndQ |
9週 |
時代区分が持つ意味と可能性及び限界の検討 |
これまでの時代区分論の意味とその歴史認識について理解できる
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10週 |
時代区分が持つ意味と可能性及び限界の検討 |
これまでの時代区分論の意味とその歴史認識について理解できる
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11週 |
時代区分と歴史 歴史学と時代区分と中国史 |
時代区分の意味について理解できる
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12週 |
時代区分と歴史 歴史学と時代区分と中国史 |
時代区分の意味について理解できる
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13週 |
古代と中世との区別の批判的検証 |
古代と中世の特質についての認識を理解できる
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14週 |
古代と中世との区別の批判的検証 |
古代と中世の特質についての認識を理解できる
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15週 |
まとめ(レポートの場合)あるいは試験 |
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16週 |
まとめ(試験の場合) |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
国際的なネットワークとグローバリズム |
グローバルな歴史のあり方について理解することができる
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2週 |
国際的なネットワークとグローバリズム |
グローバルな歴史のあり方について理解することができる
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3週 |
東アジア世界の形成 |
冊封体制の構造と実際の国際関係史を理解できる
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4週 |
東アジア世界の形成 |
冊封体制の構造と実際の国際関係史を理解できる
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5週 |
東アジア世界の形成 |
冊封体制の構造と実際の国際関係史を理解できる
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6週 |
東アジア世界の形成 |
冊封体制の構造と実際の国際関係史を理解できる
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7週 |
仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 |
仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
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8週 |
仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 |
仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
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4thQ |
9週 |
仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 |
仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
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10週 |
仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 |
仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
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11週 |
仏教文化の国際性と地域性 仏教と中国の社会と国家 |
仏教のグローバルな働きと地域的な特性について認識し、中国仏教を考えることができる
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12週 |
社会・文化史料の可能性 唐詩と唐代社会 |
唐詩の中の記述を分析し、歴史事象との関連において考察することができる
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13週 |
社会・文化史料の可能性 唐詩と唐代社会 |
唐詩の中の記述を分析し、歴史事象との関連において考察することができる
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14週 |
社会・文化史料の可能性 唐詩と唐代社会 |
唐詩の中の記述を分析し、歴史事象との関連において考察することができる
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15週 |
まとめ(レポートの場合)あるいは試験 |
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16週 |
まとめ(試験の場合) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポートあるいは試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |