日本語ⅡB

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本語ⅡB
科目番号 0092 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 未来創造工学科(一般科目) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 金田一秀穂『日本語のへそ』
担当教員 平野 一成

到達目標

A. JLPT-N2レベルの日本語文法が理解できる。
B. JLPT-N2レベルの日本語語彙が理解できる。
C. 講義や日常生活で必要な漢字語彙が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1 ①JLPT-N2レベルの日本語文法が理解できる。形式的な日本語文法(JLPT-N2レベル)が正確に理解でき、適切かつ自然に使用できる。形式的な日本語文法(JLPT-N2レベル)がある程度理解でき、使用できる。形式的な日本語文法(JLPT-N2レベル)の理解ができず、使用もできない。
評価項目2 ②JLPT-N2レベルの日本語語彙が理解できる。より高度な日本語語彙が理解でき、似ている語彙の使い分けが適切にできる。高度な語彙の大まかな意味が理解でき、ある程度使い分けられる。高度な語彙の意味がほとんど理解できず、適切に使用できない。
評価項目3 ③講義や日常生活で必要な漢字語彙が理解できる。教科書や校内掲示に使用される漢字語彙が理解でき、正しく書ける。教科書や校内掲示に使用される漢字語彙がほぼ理解でき、ある程度書くことができる。教科書や校内掲示に使用される漢字語彙が理解できず、書くこともできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教科書や新聞などで使用される形式的な日本語文法の接続およびどのような状況下で使用する文法かを学習する。改まった形式の日本語文法を学習することで、他教科の学習を容易にする。日常生活および教科書などで使用される高度な日本語語彙の意味と使い分けを学習し、より正確に日本語文章を理解する一助とする。また、JLPT-N3からN1レベルの漢字の読み、書きの練習を行い日常生活・授業で使用する漢字語彙に慣れる。
授業の進め方・方法:
教科書の音読を中心に授業を進める。そのなかでJLPT-N2レベルの文法について、その接続および使用場面を学習する。各回5つ前後の新規文法を提示する。性質別にJLPT-N2レベルの日本語語彙を学習する。意味が似ている語彙やオノマトペなどの使い分けを学ぶ。また、各回20個前後の新出漢字について、その音読み・訓読み、意味、書き順を指導する。
注意点:
【事前学習】
指定された音読範囲の新出語彙を国語辞典や漢和辞典で調べておくこと。漢字の書き取り練習を行うこと。

【評価方法・評価基準】
試験結果(100%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 御礼の言葉
日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
2週 謝罪の言葉 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
3週 会話を楽しむ 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
4週 仲間言葉 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
5週 ほめ言葉 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
6週 オノマトペ 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
7週 努力という言葉 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 正義と迷惑 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
10週 知識と欲求 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
11週 流行語 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
12週 罵倒語 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
13週 業界用語 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
14週 曖昧さ 日常生活や講義に必要な漢字、語彙、および文法が理解できる。
15週 期末試験
16週 言葉はどこまでも自由であるべき これまでの学習内容を振り返り、今後の日本語学習において各自が必要な点を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合5050100
総合評価割合5050100