到達目標
フライス盤作業の概要を理解し,立てフライス盤による基本的な作業ができる.
仕上げ作業の概要を理解し,ヤスリ掛け・ねじ切り加工などの基本的な仕上げ作業ができる.
旋盤作業の概要を理解し,基本的な作業ができる.
溶接の概要を理解し,アーク溶接による基本的が作業ができる.
【教育目標】C,D
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
フライス盤作業ができる. | フライス盤作業を理解し,目標とする寸法に比較的近い平面加工ができる. | フライス盤作業を理解し,平面加工に関する基礎的な操作ができる. | フライス盤の基礎的な操作ができない. |
仕上げ作業ができる. | 製品の出来栄えに及ぼす影響因子を理解した上で,基本的な仕上げ作業ができる. | 基本的な仕上げ作業ができる. | 基本的な仕上げ作業ができない. |
旋盤作業ができる. | 旋盤作業を理解し,目標とする寸法に比較的近い円筒切削や面取り加工ができる. | 旋盤作業を理解し,円筒切削や面取り加工に関する基礎的な操作ができる. | 旋盤の基礎的な操作ができない. |
溶接作業ができる. | 溶接の原理を理解した上で,アーク溶接による基礎的な作業ができる. | アーク溶接による基礎的な作業ができる. | アーク溶接の基礎的な作業ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械加工に関する基礎的な実験実習を行うことによって,ものづくり技術について幅広い視野を身につける.
授業の進め方・方法:
四つの実習テーマを各3週にわたって行います.各テーマで報告書を作成して,提出してもらいます.
注意点:
危険を伴う実習内容もあるので,担当者の指示に従うこと.
【事前学習】
教科書の各テーマに対応する部分を事前に読んで,理解しておくこと.
【評価方法・評価基準】
実習への取り組み,製品の出来栄え,報告書の内容により評価します.総合成績60点以上を単位修得とします.詳細は第1週の授業で説明します.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
機械工作と実習の概要 |
工作実習の概要およびノギスの使い方を理解できる.
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2週 |
テーマA:フライス盤作業① |
立てフライス盤加工の概要が理解できる.
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3週 |
テーマA:フライス盤作業② |
立てフライス盤の基本操作ができる.
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4週 |
テーマA:フライス盤作業③ |
立てフライス盤による平面加工ができる.
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5週 |
テーマB:仕上げ作業① |
仕上げ作業の概要を理解できる.
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6週 |
テーマB:仕上げ作業② |
ヤスリ掛けの基本動作ができる.
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7週 |
テーマB:仕上げ作業③ |
ケガキ作業,ボール盤加工,ねじ切り加工ができる.
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8週 |
報告書作成 |
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2ndQ |
9週 |
テーマC:旋盤作業① |
旋盤作業の概要・操作方法が理解できる.
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10週 |
テーマC:旋盤作業② |
測定器具の取り扱い・段付軸加工ができる.
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11週 |
テーマC:旋盤作業③ |
円筒切削・面取り切削ができる.
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12週 |
テーマD:溶接作業① |
溶接作業の概要、各種溶接法について理解できる.
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13週 |
テーマD:溶接作業② |
アーク溶接による突合せ溶接ができる.
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14週 |
テーマD:溶接作業③ |
アーク溶接によるT形すみ肉溶接ができる.
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15週 |
まとめ |
これまでの実習内容を振り返り,応用について考えることができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 取り組み | 製品の出来栄え | 報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 60 | 100 |
フライス盤作業 | 5 | 5 | 15 | 25 |
仕上げ作業 | 5 | 5 | 15 | 25 |
旋盤作業 | 5 | 5 | 15 | 25 |
溶接作業 | 5 | 5 | 15 | 25 |