ものづくり実験実習M

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 ものづくり実験実習M
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(共通専門科目) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:機械実習1・機械実習2,著者:嵯峨・中西ほか6名,発行:実教出版
担当教員 村上 明

到達目標

フライス盤作業の概要を理解し,立てフライス盤による基本的な作業ができる.
仕上げ作業の概要を理解し,ヤスリ掛け・ねじ切り加工などの基本的な仕上げ作業ができる.
旋盤作業の概要を理解し,基本的な作業ができる.
溶接の概要を理解し,アーク溶接による基本的が作業ができる.

【教育目標】C,D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フライス盤作業ができる.フライス盤作業を理解し,目標とする寸法に比較的近い平面加工ができる.フライス盤作業を理解し,平面加工に関する基礎的な操作ができる.フライス盤の基礎的な操作ができない.
仕上げ作業ができる.製品の出来栄えに及ぼす影響因子を理解した上で,基本的な仕上げ作業ができる.基本的な仕上げ作業ができる.基本的な仕上げ作業ができない.
旋盤作業ができる.旋盤作業を理解し,目標とする寸法に比較的近い円筒切削や面取り加工ができる.旋盤作業を理解し,円筒切削や面取り加工に関する基礎的な操作ができる.旋盤の基礎的な操作ができない.
溶接作業ができる.溶接の原理を理解した上で,アーク溶接による基礎的な作業ができる.アーク溶接による基礎的な作業ができる.アーク溶接の基礎的な作業ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械加工に関する基礎的な実験実習を行うことによって,ものづくり技術について幅広い視野を身につける.
授業の進め方・方法:
四つの実習テーマを各3週にわたって行います.各テーマで報告書を作成して,提出してもらいます.
注意点:
危険を伴う実習内容もあるので,担当者の指示に従うこと.

【事前学習】
教科書の各テーマに対応する部分を事前に読んで,理解しておくこと.

【評価方法・評価基準】
実習への取り組み,製品の出来栄え,報告書の内容により評価します.総合成績60点以上を単位修得とします.詳細は第1週の授業で説明します.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械工作と実習の概要 工作実習の概要およびノギスの使い方を理解できる.
2週 テーマA:フライス盤作業① 立てフライス盤加工の概要が理解できる.
3週 テーマA:フライス盤作業② 立てフライス盤の基本操作ができる.
4週 テーマA:フライス盤作業③ 立てフライス盤による平面加工ができる.
5週 テーマB:仕上げ作業① 仕上げ作業の概要を理解できる.
6週 テーマB:仕上げ作業② ヤスリ掛けの基本動作ができる.
7週 テーマB:仕上げ作業③ ケガキ作業,ボール盤加工,ねじ切り加工ができる.
8週 報告書作成
2ndQ
9週 テーマC:旋盤作業① 旋盤作業の概要・操作方法が理解できる.
10週 テーマC:旋盤作業② 測定器具の取り扱い・段付軸加工ができる.
11週 テーマC:旋盤作業③ 円筒切削・面取り切削ができる.
12週 テーマD:溶接作業① 溶接作業の概要、各種溶接法について理解できる.
13週 テーマD:溶接作業② アーク溶接による突合せ溶接ができる.
14週 テーマD:溶接作業③ アーク溶接によるT形すみ肉溶接ができる.
15週 まとめ これまでの実習内容を振り返り,応用について考えることができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

取り組み製品の出来栄え報告書合計
総合評価割合202060100
フライス盤作業551525
仕上げ作業551525
旋盤作業551525
溶接作業551525