基礎製図

科目基礎情報

学校 一関工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 基礎製図
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 未来創造工学科(共通専門科目) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:製図,原田昭ほか,実教出版.
担当教員 井上 翔,若嶋 振一郎

到達目標

① 製図機械と製図用具を正しく使い,図面に用いる線と文字が正しくかける.
② 投影図について理解し,立体と平面図形の関係がわかり,投影図を「よむ」ことと「かく」ことができる.
③ 図面の工夫と断面図法によって,わかりやすい図面がかける.
④ 寸法の重要性を理解し,適切な寸法記入ができる.
⑤ 3D-CADの操作がわかる.
⑥ 3D-CADにより課題が作成できる.

【教育目標】C

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1製図機械と製図用具を正しく使って,図面に用いる線と文字が適切に書ける.製図機械と製図用具を使って,図面に用いる線と文字が区別して書ける.製図機械と製図用具の使用方法が分からず、図面に用いる線と文字が正しく書けない.
評価項目2投影図や断面図を十分に理解し,図を読んだり,逆にわかりやすい図を描くことができる投影図や断面図の基礎を理解し,図を読んだり,図を描くことができる投影図や断面図を理解できず,図を読んだり,わかりやすい図を描くことができない
評価項目3寸法の重要性を理解し,適切な寸法記入ができる寸法の重要性を踏まえ,寸法記入を行うことができる寸法記入の重要性がわからない.また,適切な寸法記入ができない
評価項目43D-CADの基礎を理解し,与えられた課題において,適切に操作してモデリングができる3D-CADを理解し,ある程度の操作ができる3D-CADを理解するものの,十分な操作ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
図面を「かく」ことと「よむ」ことは,ものづくりにおいて必須の条件である。そのため,日本工業規格に準拠した製図に関する知識および作図法を学習する。また,設計製図の重要なツールである3D-CADの基本操作も習得する。
授業の進め方・方法:
1週目を除いて,設計製図室,CAD室で授業を行う.
注意点:
製図機械,コンピュータはともに精密機械であり,高価なもののため,大切に取り扱うこと.
授業には必ず教科書,製図道具,方眼紙(グラフ用紙)を持参すること.関数電卓の持参が望ましい.
【事前学習】「授業項目」に対応する教科書の内容を事前に読んでおくこと.
【評価方法・評価基準】課題(100%)で評価する.詳細は第1回目の講義で告知する.主な評価内容としては,品物の適切な図面表現および製作図としての完成度,作成した図面により,規格(JIS)の理解度で評価する.60点以上を単位修得とする.特別な理由の無い限り,課題(図面)の提出期限は厳守すること.期限に遅れた課題は採点しない.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製図の意義,製図機械と製図用具の使用方法 製図機械と製図用具の使用方法が使える.
2週 図面に用いる線と文字 図面に用いる線と文字が正しくかける.
3週 基礎的な図のかき方 定規とコンパスで基礎的な作図ができる.
4週 投影図 1 投影図について理解し,立体と平面図形の関係がわかる.
投影図を「よむ」ことと「かく」ことができる.
5週 投影図 2 投影図について理解し,立体と平面図形の関係がわかる.
投影図を「よむ」ことと「かく」ことができる.
6週 断面図・図面1 図面の工夫と断面図法によって,わかりやすい図面がかける.
7週 断面図・図面2 図面の工夫と断面図法によって,わかりやすい図面がかける.
8週 寸法記入 寸法の重要性を理解、および基本的な寸法記入ができる.
2ndQ
9週 3D-CADの操作1 3D-CADの操作がわかる.
10週 3D-CADの操作2 3D-CADの操作がわかる.
11週 3D-CADによる課題作成1 3D-CADにより課題が作成できる.
12週 3D-CADによる課題作成2 3D-CADにより課題が作成できる.
13週 3D-CADによる課題作成3 3D-CADにより課題が作成できる.
14週 3D-CADによる課題作成4 3D-CADにより課題が作成できる.
15週 3D-CADによる課題作成5 3D-CADにより課題が作成できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
製図課題100100