(1)コンピュータの基礎:ログイン・ログアウト、PCの基本操作、日本語入力、ファイル操作を修得する。学内の情報システムの利用方法、校内ネットワーク利用に係る諸規則を理解する。コンピュータの種類、ハードウェアとソフトウェア、2進数の加減乗除について理解する。
(2)文書作成:文書作成ソフトウェアを利用して、図形や表を含んだ多様な文書を作成出来る。
(3)表計算:表計算ソフトウェアの基本操作を理解し、集計機能等を含んだ文書を作成出来る。
(4)プレゼンテーションソフトウェア:プレゼンテーションソフトウェアを利用して、発表用資料を作成出来る。
(5)インターネットと情報発信:インターネットの概要について理解できる。また、HTML言語の文法を理解し、HTML文書を作成できる。
(6)情報倫理:インターネットに生きる市民としての倫理及び関連法規を修得し、情報セキュリティの重要性を理解出来る。
【教育目標】C, D
概要:
高度情報化社会において、情報技術と良好に付き合うための計算機活用能力・情報編集能力を養うことを目的としており、その過程で本校学生として身につけておきたい基礎的な知識と技能を習得する。
授業の進め方・方法:
授業はパーソナルコンピュータシステムによる計算機演習が中心となる。
注意点:
「授業項目」に対応する教科書や資料の内容を事前に読んでおくこと。
【評価方法・評価基準】
試験結果(60%)、課題(40%)で評価する。詳細は第1回目の授業で告知する。
コンピュータ及びネットワークを利用する上で必要な知識及び情報化社会に生きる上で必要な素養の修得度合を評価する。
総合評価60点以上を単位修得とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 1 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 1 | |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。 | 1 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 1 | |
計算機工学 | 整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 2 | |
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 2 | |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 2 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 2 | |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 1 | |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 1 | |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 1 | |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 1 | |
コンピュータシステム | 集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。 | 1 | |
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。 | 1 | |
ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。 | 1 | |
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。 | 1 | |
システムプログラム | コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。 | 1 | |
その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 4 | |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 4 | |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 4 | |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 4 | |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 4 | |
基本的な暗号化技術について説明できる。 | 3 | |
基本的なアクセス制御技術について説明できる。 | 3 | |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 4 | |